命を懸けて火を消し、人を救うこと。それが火消の唯一の仕事。「黄金の世代」と呼ばれた勘九郎や源吾たちにそれを教えたのは先輩火消達の後ろ姿だった。そして、「黄金の世代」に続く世代にも傑物が現れ、更にその次の世代の新米たちにも、火消の気骨と誇りは受け継がれていく。シリーズの一つの山場として、一橋卿と田沼意次の暗闘に巻き込まれる形で、疑心暗鬼に陥りかけた火消たちの思いが一つになる。伝説の火消・伊神甚兵衛が、勢ぞろいした後輩たちに最後の雄姿を見せるラストが圧巻。様々な背景や恩讐を超えた「火消」の矜持が胸を打つ。

いつも面白い羽州ぼろ鳶シリーズ今村翔吾さんの会心作だと思える作品ですね火消しの醍醐味を教えてもらえる作品で著者も最終回と言わしめる作品に仕上がってます。人情あり家族愛あり、友情の絆ありの何とも知らないうちに最後まで読み切り感慨もひとしきりです。楽しい読書をさせていただいた物語でした。

今村翔吾ファンです。羽州ぼろ鳶組シリーズ全巻を一括購入しました。とてもおもしろいです。書店で購入しようとすれば、シリーズがそろっていないことが多く、その点ネット購入は便利です。これからもネットで購入したいと思っています。

今一番お気に入りのシリーズです。江戸の粋と人情を十分に堪能できます。時代小説作家としては若い作者の勢いが感じられる作品です。

発送等丁寧に対応いただきありがとうございます。読みたい本だったのでとても嬉しかったです。作品もシリーズもののため満足です。

とても楽しみにしていた下刊でした。
期待どうりの内容で、何度も泣かされました。
今後も楽しみなシリーズです。