我々は意識して日々を道徳や理論的な考えに基づいて生きていると思い込んでいるだけで、実はそんなことはないんだというのが嫌となるくらいの情報が提示されている。自分のパートナーと自分の名前の関係、なぜか自分と違うタイプを求めてしまうこと、突如小児性愛を発症した男性の話など、書かれているすべてが興味深く、知っておくことが大切に思える。さらにそれらを踏まえて神経学、脳科学、法学、犯罪学への著者の思いが展開される。
今の時代、真に、誠実に人と関わることにおいて、心理学や脳科学の知識は必須だと思う。

脳科学がとてもわかりやすく書かれている一冊になってます。
脳は自分の傍観者と切り口も面白くなってます。