フラワーアレンジメント理論
フラワーアレンジメントにおいて大切なこと
 


作品のイメージを決め、フォルムの秩序を考えます。
実際に製作を始める前に次のことを決めて、コンセプトをしっかりと確認しましょう。
【自然的か、人工的かを決める】
植物の姿や動きをそのまま表現するなら自然的に、デザイン性や装飾性を強調するなら人工的な作品を目指します。
【シンメトリーかアシンメトリーかを決める】
仕上がったときのフォルムを対称にするか、非対称にするかを決めます。
シンメトリー(対照的)では安定感や安心感を、アシンメトリー(非対照的)では動き、自由感、自然を表現できます。

     
安定感や安心感をもたらすシンメトリー
  動き・自由・自然を表現するアシンメトリー

【花材を挿す"焦点"を決める】
花材を挿していく時に大切なのは、焦点(メカニカルフォーカルポイント、生長点やポイント・オブ・グロースとも呼ぶ) 
を意識することです。焦点の考え方には以下の2種類があります。

1.一焦点
花器の中、もしくはスポンジの中に一つの点があると考え、すべての花材がその一点から伸びているように挿す方法。
ラウンドアレンジや、スパイラルブーケの様に放射状のデザインに仕上がります。

2.複数焦点
ひとつの作品の中に花材の出発点がいくつもある形です。
パラレルデザインなどを製作する際にはこの方法をとります。

一焦点は、全ての花材が
フォームの中の一点から
出発しているように挿します。
複数焦点は、複数の点から
それぞれの花材が
出発しているように挿します。
   
   
 
作品を美しく見せる「等量分割」のセオリー

作品のフォルムを決めるとき、「等量分割」の考え方を用いると良いでしょう。
アレンジメントのデザインをバランスよくまとめるために一定の比率が大切になってきます。
たとえば、花器と花の割合を考える場合、下図のように、全体のフォルムを
1:1  1:2 1:3といった比率で構成するとバランスよくまとまります。



 

花器の高さと花の高さの割合を1:1  1:2 1:3などとすると、バランスよくまとまります。
 
 
 
魅力的な作品作りのために

完成度の高い作品を作るためには、ほかにどんな事に気をつければいいでしょう。
インパクトの強い作品にする為には「まとまり感」や「統一感」をもたせる事も大切です。
【ハーモニー(調和)】
花材と花材、花材と花器、色と色、質感と質感、などの様々な要素の調和を考えます。
【コントラスト(対比)】
ハーモニーとは逆に、作品の中にメリハリをつける事を考えます。たとえば、大ぶりの花のまわりに小花を散らしたり
濃い色、薄い色の強弱をつけたり、質感の異なる花材を並べたりと、コントラストを強くすることでインパクトを与えます。
【バラエティ感】
たとえば、元気の良いオレンジの作品を作ろうと、オレンジ色の花材だけでアレンジメントを作っても
単調な作品ができあがってしまいます。ひとつの花や色にとらわれる事なく、アレンジメント全体に変化をつけることで
より主役をひきたてることにも繋がるのです。

 
 カラー
  色には有彩色と無彩色があります。
■有彩色とは→色の三原色(赤・青・黄)と、それらを混ぜて出来る三色(紫・オレンジ・緑)の六つの色相に分類されます。
カラーサークル(下記図参照)上で
隣り合った色のことは【類似色】
縦のグラデーションは【同系色】
向かい合った色は【反対色】と呼ばれます。

さらに色は、明るさの度合いを示す【明度】と、鮮やかさの度合いを示す【彩度】で分類されます。
カラーサークルでは、内側へ行くほど明るくなり、これを明度が高いといいます。
カラーサークルの中でも2列目の赤・オレンジ・黄・緑・青・紫の層は、鮮やかさの度合いが高くビビットな【純色】で
彩度が高いと表現されます。

       
       
■無彩色とは→色の三原色を含まない白〜グレー〜黒色のことです。
生花ではあり得ない無彩色の色合わせが、プリザーブドフラワーでは可能です。
 
     


 
 
 
カラーコーディネイト
生花には無いカラーバリエーションが揃っているプリザーブドフラワー。
色合わせのテクニックはいろいろありますが、ビギナーでも失敗しない4つの色合わせの基本があります。
  
       
アナロガスハーモニー
   モノクロマティック
カラーハーモニー

 
 類似色・同系色の
組み合わせ。
心地よくさわやかな印象になります。
  ひとつの色の濃淡の組み合わせ。
もっとも心を和ませ
穏やかで繊細な印象
 
 
トライアッドハーモニー
  コンプリメンタリー
カラーハーモニー

 
 カラーサークルで見た時に
等間隔で離れている3色の
組み合わせ。とても個性的な
イメージを与えます。
  カラーサークルでちょうど反対側にある
色同士の組み合わせ。
コントラストが強くなりはっきりとした
イメージを与えます。
 
     
次 ワイヤー・ワイヤリングについて
 


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