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横浜国立大学大学院国際社会科学研究科・教授
有江 大介 編著
A5判 並製 252頁
ISBN978-4-86251-149-2 C3030

本書は、ミルというヴィクトリア時代を代表する知識人を媒介に、時代の思潮全体をできる限り鳥瞰し各領域を架橋することを目指した。
とりわけ、わが国のミル研究では時代精神としての“科学” の影に隠れがちであった側面、功利主義・科学主義の反面であるロマン主義や宗教、文芸や古典趣味などについて、ヴィクトリア時代の文脈において捉え直すところに特色を出そうとした。併せて、現代の大衆社会、消費社会の原型が形作られたヴィクトリア時代を代表する思想家ミルの現代にとっての先駆的意義についても、わが国の研究では見過ごされがちであったその認識論、幸福論、正義論を通じて提示しようと試みた。

文芸・宗教・倫理・経済

ヴィクトリア時代の思潮とJ.S.ミル

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目次

第1章 J.S.ミルとロマン主義?ワーズワス、コールリッジ、カーライルとの関わり

[泉谷 周三郎]

I ミルとワーズワスとの出会い
II ロマン主義と個人主義
III イギリス・ロマン主義と『抒情歌謡集』
IV 貴重な交友と「時代の精神」
V カーライル(1795-1881)との出会いと「現代の徴候」
VI ミルの「ベンサム論」と「コールリッジ論」
VII おわりに

第2章  ヴィクトリア期の時代思潮における中世主義と古典主義
[深貝 保則]

I 無意識のライバル:はじめに
II 中世への志向:社会評論と絵画を主な舞台として
 1 意識過剰の苦悩から「仕事」の発見へ: T.カーライルとJ.ラスキン
 2 ラファエル前派における「中世主義」: W.モリスとE.バーン=ジョーンズ
III ギリシア史論に現われた古典古代への志向:W.ミトフォードとG.グロート
IV ヘブライズムとヘレニズム:M.アーノルドをむすびとして

第3章 イングリッシュ・ユニテリアニズムと?ヴィクトリア時代思想
[舩木 惠子]

I はじめに
II イングランドにおけるユニテリアン形成史
 1 イングリッシュ・ユニテリアニズムの源泉
 2 プリーストリーの『自然宗教と啓示宗教の原理』
III J.S.ミルとプリーストリーの自然観vIV ハリエット・マーティーノゥとメアリー・カーペンター
V おわりに

第4章 J.H.ニューマンの知識論?ヴィクトリア時代の信仰と科学
[有江 大介]

I はじめに
II ミルから見たオクスフォード運動
III ニューマンの知識論:信仰と科学
 1 宗教的知識と科学的知識
 2 蓋然性とその超克への途
 3 『承認の原理』:了解・推論・直観・確信
IV おわりに:ヴィクトリア時代の知的環境とニューマン

第5章 オウエン、トンプソン、J.S.ミル?ヴィクトリア時代のアソシエーション論
[安井 俊一]

I はじめに
II オウエンとトンプソンのアソシエーション論
III ミルのオウエン主義批判?社会主義論の萌芽
IV オウエン主義とミル
V おわりに

第6章 J.S.ミルとS.スマイルズ─ヴィクトリア時代の思潮
[矢島 杜夫]

I ミルとスマイルズの時代
II 意志の自由と自立
III 人格の形成と人間幸福
IV ミルとスマイルズの社会問題
V 中村敬宇による翻訳と明治日本

第7章 ジョン・スチュアート・ミルと直観主義形而上学
[大久保 正健]

I はじめに
II スコットランド哲学
 1 ジョン・ロックの新哲学
 2 観念論の深化
 3 リードの自然的実在論
III 人間知識の相対性
 1 「無条件存在の哲学」
 2 絶対者を認識すること
IV 感覚主義認識論
 1 ジェイムズ・ミルの『人間精神現象の分析』
 2 「感覚の恒常的な可能性」
V おわりに

第8章 J.S.ミルにおける徳と幸福
[水野 俊誠]

I はじめに
II 徳とは何か
III 幸福の手段としての徳/一部としての徳
IV 徳の快楽
V 拡張された快楽主義
VI おわりに

第9章 J.S.ミルの経済思想における共感と公共性
[前原 直子]

I はじめに
II J.S.ミル共感論の基本概念
 1 「共感」の基本概念と道徳哲学における公共性
 2  アダム・スミス、J.ベンサムの共感論とミル共感論
III J.S.ミルの共感原理
 1 『自由論』における〈人間相互間の感情是認としての共感〉
 2 『自由論』における〈「同胞感情」としての共感〉
 3 『功利主義論』における〈「同胞感情」としての共感〉
 4 〈利他的感情(=公共心)としての共感〉
IV J.S.ミルの経済思想における共感と公共性
 1 〈知的道徳的美的エリート〉への共感と社会変革論
 2 〈利己心の体系=人間的成長の体系〉における共感と株式会社論・経営組織論
 3 〈公共心の体系=人間愛の体系〉における共感とアソシエーション論
V おわりに

第10章 アマルティア・センにおけるJ.S.ミルの評価
[朝日 讓治]

I はじめに
II センの研究の足跡
 1 センの生い立ちと教育
 2 研究者としてのセン
 3 学際的講義と研究者たちとの交流
III センによる現代経済学の建設的批判
 1 現代経済学の現状
 2 「定型化された功利主義」批判
 3 個人と他者
 (1)「よい暮らし」と「アドバンテージ」
 (2)「共感」と「コミットメント」
 4 功利主義的人間観とセン
 5 経済学と倫理学
IV 社会選択理論とJ.S.ミルの自由
 1 アロウの不可能性定理
 2 センの社会選択理論
 3 自由とセン
V ケイパビリティの理論とその応用
 1 ケイパビリティの萌芽
 2 ケイパビリティと自由
VI センとJ.S. ミルの政治体制
VII おわりに

人名索引
事項索引
執筆者紹介

執筆者など

泉谷 周三郎(いずみや・しゅうざぶろう)
横浜国立大学・名誉教授
(共編著)『ヨーロッパの文化と思想』木鐸社、1989年。(単著)「J.S. ミルの正義論」『イギリス哲学研究』(日本イギリス哲学会)第27 号、2004年。

深貝 保則(ふかがい やすのり)
横浜国立大学経済学部・教授
(共著)『経済倫理のフロンティア』ナカニシヤ出版、2007年。
The Political Economy of Transnational Tax Reform: The Shoup Mission to Japan in Historical Context, (co-edition) Cambridge University Press, 2013 (forthcoming)

舩木 惠子(ふなき・けいこ)
武蔵大学総合研究所・研究員 
博士(経済学)
(共著)『ヴィクトリア時代におけるフェミニズムの勃興と経済学』御茶の水書房、2012 年。
(共著)『福祉国家と家族』法政大学出版局、2012年。

有江 大介(ありえ・だいすけ)(編者)
横浜国立大学大学院国際社会科学研究科・教授
博士(経済学)
(単著)『新装版 労働と正義』創風社、1994年。(単著)「‘sympathy’は公共性を導けるか─効用・共感・科学─」『哲学雑誌』(東京大学文学部)第125 巻797 号、2010年。

安井 俊一(やすい・しゅんいち)
「J.S. ミルの社会主義論とハリエット・テイラー」『三田学会雑誌』(慶應義塾大学経済学部)第96巻1 号、2003年。

矢島 杜夫(やじま・もりお)
博士(経済学)
(単著)『ミル「論理学体系」の形成』木鐸社、1993年。(単著)『ミル「自由論」の形成』御茶の水書房、2001年。

大久保 正健(おおくぼ・まさたけ)
杉野服飾大学・教授
(単著)『人称的世界の倫理』勁草書房、2005年。(単著)「創世記における「創造」の概念」
『杉野服飾大学短期大学部紀要』第7号、2008年。

水野 俊誠(みずの・としまさ)
津田沼クリニック・副院長、慶應義塾大学・千葉大学・東邦大学講師。M.D.、博士(哲学)
(共著)『医学生のための生命倫理』丸善出版、2012年。(単著)「J.S. ミルの幸福論再論」
『哲学』(日本哲学会)第62 号、2011年。

前原 直子(まえはら・なおこ)
中央大学経済研究所客員研究員、法政大学大原社会問題研究所嘱託研究員、東洋学園大学人文学部招聘講師。
博士(経済学)
(単著)「J.S. ミルの利潤率低下論と『停止状態』論」『季刊 経済理論』(経済理論学会)第47巻第3 号、2010年。(単著)「J. S. ミルの理想的市民社会論と株式会社論」『経済学史研究』(経済学史学会)第52巻2 号、2011年。

朝日 讓治(あさひ・じょうじ)
明海大学経済学部・教授
Ph.D. (University of Kansas, USA)
(単著)『高齢社会の公共政策』日本優良図書出版会、2004年。(単著)「誰のための民営化か、何のための民営化か」『生活経済学研究』第32 号、2010年。