役に立つ?アパレル用語問題集
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1.素材編
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Q.次の内容に合う繊維の名称は何でしょう。
(1)羊下に似た性質を持つ合成繊維。軽く柔らかく、湿感があり、色も美しく染まる。毛布やセーターなどに使われる。
(2)亜麻植物の茎から摂取した合成繊維。ロシアが70%以上の生産量を持っている。吸収性が速く、吸った水分を容易に蒸発する。丈夫な繊維であり、通気性も良いことから夏物のシャツやパンツなどの衣料品によく使われる。
(3)絹のような光沢と感触を持っているが、欠点として強度が弱い。高級ファッションの衣料品として使われる。
(4)主にジャケットなどの裏地に使われる最高級繊維。絹に似た光沢感としなやかさがあり弾力性に富んでいる。しわになりにくく、ドレープ性にも富んでいる。
(5)コットンよりも強く、寸法の安定性があり、湿潤時でも強く不変形特性が強い。ドレープ感、光沢感、発色性に優れている。デリケートな繊維の為、洗濯は困難である。品質表示では「指定外繊維」として表記されています。
(6)工業生産を始めた最初の合成繊維である。摩擦強度が群を抜いて大きく、染色性が良い。欠点として熱に弱いことである。衣料品だけに限らずあらゆる物に使われている。
(7)ゴムのように伸びる弾性繊維である。ゴムとは違い老化せず、発色もできる。他の糸に対し5%入っていれば大きな伸縮性が得られる。スキニーパンツのような細身のパンツにコットンと合わせて使われている。
(8)弾力性があり軽く、しわがよりにくく熱硬化性がある。ほとんど水を吸わず、濡れても速く乾く。洗濯も生地の伸び縮みがなく安心である。衣料品では、ジャージなどに使われることが多い。
(9)特徴として絹に似た光沢感と、優れた染色性、ドレープ性を持っているが、最大の欠点はシワになりやすい。裏地を中心にドレスやブラウスに使われる。
(10)ラクダ類のラマ族にはいる動物。手触りは滑らかで強さと光沢を持ち、灰色、こげ茶、白、黒と多数のナチュラルカラーを持っている。ニットなどに使われる。
(11)ヤギの一種であり、軽く柔らかく温かで一般的に羊毛に混ぜて使われる高級婦人衣料、帽子などに使われる。
(12)羊から採集される繊維。保温性、吸湿性、弾力性が富んでいるが、欠点として虫に弱いこと、縮むことである。一般的にセーターやマフラー冬物製品に使われる。
(13)無農薬・有機農法による原綿。性質は通常農法の綿花と変わらない。肌の弱い敏感肌の方に適している。
(14)最高級の山羊の毛をいう。毛質は細く、柔軟で独特なぬめりがあり、保湿性に富んでいる。ニットでの製造が多い。
(15)天然繊維の中で最も細く強い物で、染色も容易で発色に優れている。あらゆる繊維のうちでもっとも上品な光沢を持っている。気持ちの良い肌触りで、シャツやインナーなどさまざまな分野で使われている。
(16)アンゴラ山羊の毛のことを言う。滑らかで白く美しい光沢を持っている。ニットウェアー、カーペットなどさまざまな物に使われている。
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2.布地・組織編
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Q.つぎの文章に適する布地・組織は何でしょう。
(1)2枚の布の間に挟まれた綿を、移動しないように布の上から縫い合わすこと。防寒用の中綿入り衣料に使われる。
(2)毛羽が縦方向に畝になっている織物。耐久性、保湿性に富んでおり、厚手で重め冬物のパンツやジャケットに使われる。
(3)織物組織の三原組織の一つで、朱子織をいう。縦糸か横糸を出来るだけ平行にして布地の表に織り出した織物である。手触りが滑らかで光沢がある。ドレスやスカーフ、裏地などに用いられる。
(4)軽く薄地で透き通った、柔らかな平織の絹織物。ブラウス、ドレス、ベールなどに使われる。
(5)フランス語で「ろう加工」の意味で、一種の光沢加工法の名称と共に、表面がろうに似て、濡れたような独特の光沢をもった織物のこと。高級な物では、ドレッシーなシャツに使われ、スポーツ衣料などにも使われる。
(6)スエードに似せた人工スエードのこと。繊維はほとんどがポリエステルで超極細のフィラメントを使う。本物と比べると手触りがやや異なるが、軽くて、取り扱いが容易な利点がある。
(7)粗悪な紡毛糸を使ってつくられた、両面起毛した毛布、または厚手のコート地。コートに使われるのが代表的である。
(8)織物組織の三原組織の一つで、綾織をいう。コットン、ウール、シルクなどの綾織物で斜めの畝が現れて見える織物の総称。
(9)織物組織の三原組織の一つ。縦糸と横糸が1本ごとに交差する最も単純で基本的な織物である。
(10)編地の表裏がはっきり区別でき、表はV形、裏は半円形の編目になるのが特徴。編地は、縦方向より横方向に伸びやすく軽くて薄い。欠点として伝線を起こしやすく、編地がまくれやすい。
(11)パイル状の両面起毛素材。群を抜く肌触りの良さ、伸縮性、速乾性があり、しかも軽量である。スキーやアウトドア(登山)用の衣料としては最適である。
(12)縦・横糸とも太くて柔らかい紡毛糸を使い、強い縮充を施して表面を押さえた仕上げをした毛織物。非常に厚手で防寒用に適している。
(13)織物に波状、または杢目模様を付けること。あるいはそれの表れた織物をいう。
(14)ニット独特のひし形を連続した格子柄で、ジャカードで編まれ、セーターや靴下に良く使われる模様。
(15)布の表面から毛羽をかきだすこと。保温性があり、スウェットなどの裏地に加工される。
(16)先染糸を使って格子柄に織ったコットンの平織物のこと。ストライプやチェックがある。
(17)千鳥格子とヘアラインを組み合わせたチェックのこと。ジャケットやパンツ、ストールなどにも使われる。
(18)縦・横同色、同本数の多色使いのチェック柄のこと。スコットランドの高原地方で特殊な礼服に用いられていた多色チェック柄。
(19)防縮、防しわなどの形態安定加工を縫製後の製品に直接与える新加工法。機能として、防シワ、防縮、速乾、防汚に優れている。
(20)水洗いをしてわざとシワシワの感覚を残した加工のこと。
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