TSM IFAK2キットは、米軍のIFAK2を参考に構成されています。
IFAK II（Improved First Aid Kit II）は、米軍が使用する改良型の応急処置キットです。
IFAK IIは、戦場での負傷者に対する初期治療を目的としており、特に大量出血や気道閉塞に対する応急処置を行うためのアイテムが含まれています。

＜内容例＞
◇CATターニケット（止血帯）: 患部を圧迫して出血を止めるための止血帯。
◇バンデージ（救急包帯）: 片手でも患部に自分で巻くことができる包帯。
◇圧縮包帯: 圧縮された伸縮する包帯。
◇経鼻エアウェイ: 気道を確保するため鼻腔から挿入する管。
◇ニトリルグローブ: 感染防止のために使用するゴム製の手袋。

◇ニードル
戦闘外傷ケアにおけるニードルの必要性は、主に緊張性気胸の回避にあります。
緊張性気胸は、胸腔内に空気が溜まり、肺が圧迫されて呼吸困難を引き起こす状態です。この状態は迅速に治療しないと致命的になる可能性があるため、ニードルを使用して胸腔内の空気を排出する必要があります。

◇チェストシール（2枚セット）
胸部の穿通創が前面と背面の両方にある場合、それぞれの創傷を閉塞するためにセットされています。