ネック部分にコンデンス鍛造を採用することでネックの耐久性を向上させ、これまでは打撃負荷による角度変化の懸念から採用が難しいとされてきた非常に柔らかな軟鉄素材（Ｓ１５Ｃ）ヘッドを可能にしました。併せて、打点位置に合わせて配置したバックフェースの肉厚部を拡大させ、インパクト時の変形量をより抑えることで打ち応えのある吸い付くような打感を実現しています。ソールのトゥ側には高比重タングステンニッケルウエイトを搭載（＃３〜＃７）しており、理想的な重心設計が優れた方向安定性をサポートします。また、状況に応じたパフォーマンスを発揮させるために、番手に応じて最適化されたプログレッシブグルーブ（溝）設計を施しました。ロングアイアンからミドルアイアン（＃３〜＃７）の溝は広く浅く設計することで最適スピンを生み出し、あらゆる状況で安定した飛距離を発揮します。ショートアイアン（＃８〜ＰＷ）の溝は狭くて深い設計で、かつ、その本数も多くすることで特にラフなどのＷＥＴ条件下でのスピン性能が向上し、ライの違いによるスピンのバラつきを低減させています。