『森田療法 その本質と臨床の知』【書籍】(森田療法)
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『森田療法 その本質と臨床の知』【書籍】(森田療法)

入院森田療法を50年実践した医師 藤田千尋による、森田療法を深く理解したい方にとっての待望の大著。「気づき・気づかう心と神経症」論を軸に、森田療法の本質を探る。

著者:藤田千尋
編纂・脚注・関連事項解説・年表:野中 剛
表紙・装丁・ブックデザイン:大野由里
発行者:野中 剛 / 発行所:有限会社ランドスケープ
造本:B5判 / 上製本 / 312頁
ISBN:978-4-9907953-0-6
【定価:8,100円(本体:7,500円+税金)】

¥8,100税込 /

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森田療法を深く理解したい方にとっての待望の大著
 2014年3月。常盤台神経科(東京・板橋区)院長、藤田千尋医師が他界されました。91歳でした。
 藤田は、昭和40年に自宅敷地内に神経科医院 常盤台神経科を開院し、およそ50年にわたって、入院森田療法を実施した生涯臨床家でした。
 近年における森田療法は、入院施設の減少、患者さんの心性の変化など様々な状況の中で、外来森田療法が治療の主流となっています。そんな中で、自宅を開放して入院森田療法を実践し続けた藤田は、森田療法家の中でも一目置かれる存在です。また、優れた理論家としても知られています。
 藤田は、芭蕉の言葉“不易流行”を引用し、森田療法における、変えてはならない本質(不易)と、時代に合わせて変わっていくもの(流行)を、亡くなる直前まで模索し続けました。
 本書「森田療法 その本質と臨床の知」で藤田は、約60年の臨床経験を基に、時代の流れの中でも変わらない、森田療法の本質を様々な角度から浮き彫りにしていきます。
 簡易な入門書ではありませんが、森田療法を深く理解したい方にとって、待望の書籍と言えます。

本書の特徴1 気づき・気づかう心
 森田療法では、専門用語と日常語が混在して使われており、理解しやすい反面、受け取る側の個人的な判断や思い込みが入り込み、多義的になる傾向があります。
 本書で藤田は、神経症の病理を「気づき・気づかう」という平易な言葉で言い表し、多義的になりがちな森田療法を、一つの本質へと立ち返らせます。
 さらに本書で藤田は、古事記から近松門左衛門に至るまでの日本文学の中で、「気づき」「気づかう」という言葉がどのように使用され、どのようにその意味を変遷させていったかを考察します。その変遷の中に、日本人の近代自我発達の歴史を見出し、それを神経症の悩みと不安、そしてその治療法である森田療法へと繋げていきます。
 それは本書を 単なる森田療法紹介の書から、日本人論、日本文化論へと高める、大きな魅力となっています。

本書の特徴2 森田療法を診察する。
 藤田は診察の際に、患者さんの症状や苦しみの訴えだけを診るのでなく、患者さんの生きている「境遇」を診ることを強調しました。つまり病気だけでなく、人とその人生を診るということです。
 本書において藤田は、まるで森田療法を診察するかのように、森田療法の「境遇」、そのすべての因子を丁寧に検証していきます。
 ・森田正馬の生い立ちと家族(生育歴、森田家の心性、神経症体験など)
 ・当時の社会状況(明治維新、帝国憲法、教育勅語、西洋化、近代化など)
 ・時代の精神性(明治維新を境に変化した、自己実現を求める若者達の意識など)
 ・日本人の心性(自然風土からの影響、気づき・気づかう心性など)
 ・東洋思想の影響(儒教、朱子学、仏教、禅、神道など)
 ・当時の精神医学動向(ヒポクラテスの時代から明治までの精神医学の変遷など) 
 ・森田正馬が森田療法を確立するまでの経緯と病理・治療論
 個人的な判断や思い込みを排し、広範囲な領域に及ぶ これら「境遇」の集積と検証によって、藤田は森田療法の真実と本質を浮き彫りにしていきます。
 そんな本書は、森田療法の“不易流行”を明らかにする大著と言えます。