西陣の老舗帯匠、山口織物。知る人ぞ知る老舗中の老舗メーカーです。


今や伝説とも言われる「織物師 故・山口安治郎」監修を帯をご紹介致します。シックな墨黒の地色に「亀甲」「蝶」「束ね熨斗」が古典的ながらモダンな配色で仕上げられた逸品唐織袋帯でございます。


生涯唐織能衣装300領を織り上げ、命を燃やし続けた人山口安治郎。その命の息吹を吹き込まれた帯としてご紹介できる「最後の作品」として素晴らしい仕上がりを見せています。


あくまでもどこまでも「古典」。変わらない変わりようがない伝統と様式美に溢れたこの作品は、唐織特有のハリのある生地にふっくらとした糸使いで織られた能衣装そのものの風合いを生かした名人・山口安治郎の織の世界を帯に閉じ込めた素晴らしい「作品」としてお着物姿のインパクトのある後ろ姿を演出してくれます。


押しも押されぬ袋帯の逸品として次世代までも語り継がれる「名作」として末永くお締め戴ける逸品でございます。