い草の基本データ |
い草はあなたの身近で
役立つ植物です!
そのヒミツはい草の
スポンジ構造に! |
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い草の基本データ
学術名 : |
Juncus effusus |
和 名 : |
トウシンソウ |
英 名 : |
common rush |
科 名 : |
イグサ科イ属 常緑多年草 |
特 徴 : |
茎は円筒形状で葉は退化して茎の基部に葉鞘状になっています。 |

↑い草の電子顕微鏡写真です。 |
【い草の構造】
○い草の断面を顕微鏡で見てみると、内部は灯芯(とうしん)というスポンジ状の細胞組織が詰まっていて、多くの空気を含んでおりソフトなクッション性があります。 表面は丈夫な筋入りの表皮に覆われていて、脂肪分の粘性と適度な湿気があり、膨張や摩擦に耐えることができる構造になっています。
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※昔はこのい草の灯芯部を灯油にひたして火をともすことで、毛細管現象を利用した「あかり台」の芯として広く利用されてきました。 ※このスポンジ状の部分がフィルターのようになっているので、空気をきれいにしたり空気中の水分(湿気)を取り込んだりできるのです。
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い草のメリットについて詳しくはこちら↓↓ |
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【国産と中国産の違いについて】
・国産い草は、中国産に比べて草が太くて表皮が厚く、中の繊維が詰まっており耐久性や弾力性に優れています。(この違いは日本と中国の土壌の違いによることが大きいです。)
しかし、中国産につきましても商品によっては打ち込み本数を多くしたり、きれいな長い草を使って織る製品もありますので、使っている草の長さを松竹梅でランク分けした場合、中国産の中にも日本産の「梅クラス」の製品より中国産の「松クラス」の製品が仕上がりがきれいな場合があります。(同じ草のクラスで比較した場合は国産商品がおススメです。) |
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【い草の安全性について】
・国産・中国産のい草についてそれぞれ試験をした結果、残留農薬についても限りなくゼロに近く、皮膚への影響もほとんど無いものと考えられます。(たとえ誤って舐めたとしても影響はほとんど皆無です。)
また、当店で取り扱っているい草製品は製造工程中に加熱乾燥処理(約150℃・約60秒)を行い、ダニなどの虫が付かないようにしています。(ダニなどの虫は60℃程度の高温で殆どが死滅してしまいます。)
ただ、他のカーペットと同じようにい草製品もお掃除を怠ったりカビを放置したりしますと、外部からのダニやチャタテムシなどが付着する場合がございますのでお部屋のこまめな清掃と換気をお願いします。→※い草製品の詳しい取り扱い方法は「い草Q&A」へ
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