「インクルージョン」という言葉をよく聞くようになったが、これに該当する日本語はないと著者はいう。
多種多様に違う一人ひとりの存在を「尊重」し、誰ひとり置き去りにすることなく、支えあいながら全てが混ざり合い、無理なく自然に繋がり合うことで「共存」していることを表す語というのが著者の説明だ。
著者は北海道視覚障害者福祉連合会会長で、障害者スポーツ活動や福祉の活動をしながらインクルージョンの理念を広めている。