昔ながらの煎じの漢方薬を取り扱っております。

煎じ漢方薬の煎じ方

(1)煎じる器具の用意

鍋、やかん、土瓶、漢方薬用の自動煎じ器などを用意してください。

  • 鉄や銅製のものはNG(薬の成分と反応する可能性があるため)
  • 耐熱ガラス、ホーロー、ステンレスはOK
火加減を一定にできるものであれば、熱源としてはガス、電気(IH)どちらでも大丈夫です。

(2)水と漢方薬を入れる

煎じる器具に水(通常 500〜600cc)を入れ、漢方薬の袋1日分(1パック)を浸してください。
水は水道水で構いません。浄水した水でも良いです。しかし、硬度の高いミネラルウォーター(硬水)やアルカリイオン水は避けてください。

漢方薬は、袋のままでも構いませんし、袋の中の生薬だけを入れても構いません。
生薬を袋から出して入れれば、お湯の中で生薬がよく対流するので、成分の抽出効率は良くなります。ただしその場合、煎じた後の器具の掃除が少し面倒になります。

※面倒でも必ず1日分ずつ作ってください。

(3)煎じる

火にかけて沸騰したら、ふたを少しずらして、とろ火(弱火)にし、30分〜60 分煎じてください。
最終的には最初に入れた水の量が 1/2〜2/3 くらいになるまで煮つめます。

できるだけ毎回、同じ火加減で、同じ時間で、煎じるのが理想的です。
もし水の量が少なくなりすぎていたら水(お湯)を足して再び沸騰させてください。

膠飴(コウイ)や阿膠(アキョウ)等、他の生薬を煎じた後に加えるように指示されるものもありますので、用法をご確認ください。

(4)煎じ終わったら

火を止めてすぐ熱いうちに、漢方薬を取り出してください。
そのとき、漢方薬の袋を強く絞って、袋の中の煎じ液もできるだけ出し切りましょう。
袋の中の生薬だけを入れて煎じた場合は、アミ・茶こし・ガーゼなどで濾しとってください。

※漢方薬(生薬)を入れたままにしてはいけません。
そのまま放置していると生薬のカスが、溶け出た成分を水分と一緒にまた吸収してしまいます。


煎じ薬の保管方法

煎じる前

常温で保存可能です。
カビや虫害の発生が心配な場合は、袋に入れて密閉したままで、なるべくは湿気の少ない涼しい所で保管してください。
梅雨時〜夏場は冷蔵庫でも良いですが、出し入れによる結露に注意してください。また、他の食品への匂い移りにも気をつけてください。
そしてお子さんの手の届かないところに保管してください。
膠飴(コウイ)は高温になると軟らかくなり変形することがありますが、品質上は問題ありません。


煎じたもの(煎じ液)

ふたのある容器で保管してください。(磁器、陶器、ガラス、プラスチック製のもの)
ご家族など他の方が誤用しないように気をつけてください。
梅雨時〜夏場は、できるだけ冷蔵庫で保管するのが望ましいです。

煎じてからの使用期限の目安

    • 保温ポットでの保管→半日程度
    • 冷蔵庫での保管→原則24時間以内

煎じ薬の服用方法

基本的には、1 日分煎じたものを2〜3回分にわけて、食前(食事の30分くらい前)または食間(空腹時または食後2時間)に服用してください。
(上記以外の用法でも構わない場合もあります。)

煎じ薬の香りは、昔ながらの漢方薬独特のものです。エキス製剤では味わえません。ぜひ煎じたときの香りとともに堪能してください。

次のような場合は服用を休止してご相談ください。

  • 服用後、副作用と思われるようないつもと違う症状があらわれたとき
  • 一般の他の薬を服用中の方で、飲み合わせなどが心配なとき
  • 2〜4週間以上服用しても何も効果を感じないとき(薬が合っていない可能性があります。)

もう少し詳しい解説を読みたい方はホームページの「煎じ薬の解説ページ」を参考にしてください。