引っ越しした際にどこにしまったか行方不明になってしまい、勿体無いかなと思いつつこの度買い直しました。初代は学生の頃に購入したのですが、何年経って読み返してもこちらの本は面白いですね。当時はただただストーリーの巧みさと画力の高さ、描き込みの密度の強弱のつけ方など、筆の巧みさに魅了されていましたが、｢妄想｣ではないことには考えが至りませんでした。こうして、時を経てから再読してみると、また違った印象になります。しかし、学生の頃に読んだ時と同じような興奮を覚えてしまいます。

実在の戦車乗りオットー・カリウスが豚となり、第二次世界大戦をなぞる。作風が漫画版ナウシカで、宮崎駿テイストが爆発する、雑想ノートとともに読みたい一冊。

発売されたのは、かなり前ですが、虎好きは楽しく読めて大変満足できます。もっと、早く購入すればよかったです。価格は低下ですが、ポイントが付きます。