まるさん葡萄酒
まるさん葡萄酒

30歳までは好きなことをする!
と決めて東京でバンド活動を行い、
その後帰郷してワイン造りをしている、
わりと異例な経歴の持ち主。
2009年からマルサン葡萄酒で仕込みをはじめた。

その時に感じたのが、
「ワイン造りってバンドと一緒だ」
ベース(基礎)を守りつつも、自由にやっていいんだと思った。

その中でできたワインを、
見ず知らずの人が飲んで美味しいと言ってくれることは、
バンドで演奏して拍手をもらうこととよく似ている。

そう感じながら日々楽しく自分のスタイルを貫く若尾さん

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|機山洋酒のスタイルがちょっと「理想」。

「土屋さんのスタイルは理想ですね」
その理由を尋ねると、
「着飾らず。 無理をせず。」
「このスタンスがとても理想的なんですよ。
無理をしてなく、自分のペースでワインを造っている。
いいっすよね〜」。
他にも土屋さんに言われたことで、
「新しいことにチャレンジするもよし、やらないことを決めるのも大事なことのひとつ。
」 「そう言われてから、やらないと決めたことが多くなった」
「やらないことを決めると時間が空いてくるし、
割り切ることができる。」
「でも閉鎖的にならないようには気を付けてます!笑」

「その空いた時間を地域の人とか、同世代の醸造家たちとの情報交換であったり、
交流の時間に当ててますね。
いまでは横のつながりをとても大事にしてます♪」

取材当時も、東京の方が観光に来ていた。
「おひさしぶりです。また今年もきました!」
そういってといって女将と大将と話をしながら盛り上がっていた。

農家として生食用の葡萄も栽培し、
8月にもなれば毎日のように観光客がぶどう狩りに来てくれる。
農家としての今後を見据えた時、
醸造につきっきりになれる時間は限られてくる。
そんな中での決断でもあったのかもしれないが、

しかしその決断が、今のマルサン葡萄酒の「スタイル」へと
繋がっているのかもしれない。
「新しいチャレンジは他のワイナリーがドンドンやってくれればいい。 うちは今あるワインと葡萄をより良いものにしていく。」

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|マルサン葡萄酒 ”らしさ”

個性は1割あれば良い。「飾らずふつうに。」
マルサン葡萄酒を継ぐことになったとき言われたのが、
「社名やラベルは好きに変えていいぞ。」
しかしそれを聞いた若尾さんの決断は…。
「いや!変える必要なんてない! むしろ最高!」
おしゃれに今時っぽくしたくなる事の方が多いと思うのだが、
そこは若尾さんらしさが出ている。
「逆におしゃれにしたくない!」
「着飾らず無理をしない。」

このスタンスは、今も昔も変わらない様子。
そんなマルサン葡萄酒のワイン。

どちらかというと今時の甲州というよりは、
一昔前の甲州のスタイル。

今時の洗練されてクリアな甲州っていうよりは、
昔ながらのじわっと染み出てくる感じ。
醸造を本格的に学びだしたとき、
山梨県のワインセンターで基礎を学び。
グレイスワインで最先端を学んだ若尾さん。

グレイスワインで学んだ、当時の最先端だった、
「クリアで洗練された甲州」を造ることもできたが、
そこへは辿り着かなかった。

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|醸造の転機は、グレイスで学んだ「ウルトラプレス」。

今の甲州百のスタイルにたどり着いたのは、
醸造を学んだグレイスワインでのこと。

「甲州ぶどうをプレスして、果汁を絞ってく過程の中、
通常2段階にして絞っていくワイナリーが多いんですが、
当時のグレイスワインでは、第3段階までプレスをして、
果皮の濃い〜果汁まで絞っていたんですよ。
(これを当時ウルトラプレスと呼んでた)
その酒がとてもうまく自分の理想に近かった!!

程よく苦みがあって、香りもサッパリしてクリアな甲州ではなく、
果皮の成分が染み出たバナナとかの香りがする感じ。」
しかしこの甲州。
実はすでにマルサン葡萄酒で造られていた。
というのも。
当時醸造をしていた義父は、観光農園でお客さんを相手にし、
その傍らで醸造をしていた。

仕込時期と重なる時もあり、
果汁をプレスした時に出る果汁を本来ならフリーラン(上澄み)
と分けたりするのだが、これを分ける時間が無かった。
その当時の醸造方法が、
ややプレスの強めにかかった甲州ワインへのヒントにも繋がっていた。
他にも農園のお客さんが葡萄を食べる際食べられる皮まで捨てる姿を見て、

「皮も美味しいのにもったいない。」
と思う事もあった。

これらが今の甲州百の原点になっている。

「おしゃれにしたくない!」
「周りには流されてたまるか的な気持ちはある。
中指立てる気はないけど、俺は染まらないよ。
皆そっち行くなら僕はココにいます。
的な感じで昔から変わらず。
でも気づいたら最近、この甲州は新しいですね!
って言われる事もあるんですよ…。笑」

最強のデイリーワインとも呼ばれるマルサン葡萄酒。
「人がワインを造ってる」って言う事がよく分かるくらい、
若尾さんの「味」がワインに染み出ています。

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