| 1975年創業のキーナー社は8万点以上のアイテムが世界中で子ども達・大人たちに愛されているといわれていますが、メーカーとしては非常に小さいチームで運営されています。 幼稚園の先生だったカテリナ・キーナー(Kathrin Kiener)さんが子どもたちの身近にあるモチーフをおもちゃや飾りとして作り始めたことからスタートしました。 最初から一貫して自社工場を持たず外注で商品を生産し、身近で可愛らしい動物や車、女の子をモチーフとして生産し続ける魅力を訪ねてチューリッヒの郊外(ロッサウ)木工所を訪ねたのは2004年10月8日のことでした。 |
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スイスはチューリッヒ郊外のロッサウという緑豊かな場所にキーナーさんの商品を生産している木工所がありました(本社はチューリヒ)。 この木工所は市立更生園(仕事と住むための家という名の広大な農場)に併設されており、飲酒や麻薬・自閉症・心に問題がある人々が職人さんに混じって社会への復帰を目指し、各々が自分達のペースでじっくりと農場での労働や家事、工房での製作(玩具や家具)に従事しています。 経済性より人間の心を重んじる環境の中で50人程の住人が、心のケアを最優先されて真剣に働いています。 |
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食材のほとんどは、園の自作(ぶどう畑をはじめとした自営の農園からとれる豊富な野菜)で4〜50頭の牛や100頭近い豚、800羽の鶏に馬も飼われており、農場で収穫された野菜や果物は瓶詰めジャム・蜂蜜として売店でも売られています。レクレーションとして乗馬が出来たりボーリングがあったりと自給自足の理想的な暮らしは一つの社会のようです。 |
| この日はチーズフォンデュを園の食堂でご馳走になりました。ワインで溶かしたチーズにシェリー酒を浸したパンをつけながら食べてみて・・・キーナーさんは言いますが、アルコールが凄い!ちょっと食べただけで体が熱くなります。 胃の中でチーズが固まってしまうのを防ぐために、温かい紅茶を飲んでいるボクを尻目にキーナーさんはワインを飲みつつシェリー酒を浸したパンをチーズに入れて食べています・・・これはスイスでは当たり前の光景のようです(笑)。 食後にテラスで農場を眺めた後、キーナーさんやスタッフの方の案内で木工所の中を見学です。 |
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| 沢山のパーツは時間に追われる生産でストレスを感じる事がないように、ストックをたっぷり持つように生産されており、急ぐ必要がないためすべて手作業で電気ドリル等は使わないのです。それぞれ作業している人は自分に責任をもって黙々とこなしていましたが、楽しそうでもありました。 |
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何よりも徹底していたのがリサイクルですが、印刷に失敗したパーツ(キーナーメモリーなど)は、ハート型に切り抜きなおし裏側を赤く塗って愛の絵本のワンポイントとして利用されていたり、完成した商品を運ぶのに野菜や果物の空き段ボールを再利用したり、廃材はボイラーで燃やして熱源として利用されています。 |
| 時間がゆっくり流れるこの場所で、キーナーさんの優しくて色鮮やかな玩具が生みだされます。 おおらかなキーナーさんの人柄や働く人々の楽しさが伝わってくるシンプルな木のおもちゃが今日も子どもたちの手に渡っていきます。 |
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キーナーさんの活躍は自社製品だけでなく、ネフ社の【キーナーモザイク】やスイスのハイマートヴェルク(HEIMATWERK)やパストリーニ(Pastorini)といった老舗の包装紙やペーパーナフキンなど広く知られています。 |
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