こんにちは、ゲストさん
[ ログイン ]

ケラー社(KELLER)・オストハイマー社(Ostheimer)訪問記2004 

フランクフルトから南へ200km程にある大都市、シュトゥットガルト近郊のゆったりとした時が流れるデュルナウの町にキンダークラム・ケラー社(以下、ケラー社)とオストハイマー社(Ostheimer)はありました。

まずは車でケラー社へと向かいました。 2002年にキンダークラム社(KINDERKRAM)がオストハイマー社の傘下となったこともあり(詳細は下記参照)、オストハイマー社社長シューレさんとケラー社社長コーンさんが迎えて下さり、 ケラーの試作品が展示してある物流倉庫で、ケラー社の歴史と哲学を教えていただきました。

↑ コーン社長
コーンさんの哲学
丈夫さ
商品寿命の長さ
安心・安定感
機能的で修理できること
価格に見合う価値

↑ シューレ社長
現在、木馬のペーターをはじめとしたケラー社商品は、ニュールンベルグ近郊の工場で生産され(一部、ポーランドで組み立て)、オストハイマー社で仕上げと調整を経て日本へ輸出されているため、生産部分を見ることができませんでした(涙)。

続いて少し車で移動し、熱狂的なファンをもつオストハイマー社へ

↑ 部材のストック
独特の味わいを持つ手作りの木製ミニチュア動物で有名なオストハイマー社はシューレ社長をはじめ、約50人の従業員と約150人のハイムアルバイト(個人下請け)を抱えるドイツ有数の木製玩具メーカーです。

広い木材倉庫には丸太から板にして、乾燥機で6週間かけて乾燥させた(水分含有率10〜12%)、樹齢50〜120年の部材(主にドイツ産の楓や楡)が所狭しと並んでおり、この部材を使って木彫りの人形が出来上がっていきます。

↑ 糸鋸を使って切取る
カエデ材 豆知識
基本的にカエデ材は春にしか切り出しません(それ以外の時期だと、乾燥時にグレーの筋が出てしまうことが多いから)。

カエデ材は切り出すとシロップが出てくるので、斜めに立て乾燥させます。
↑ やすり ↑ バフがけ ↑切取り後とバフがけ後 ↑絵付け〜オイル

↑ 完成した製品
ここでは、材料になってから多くのプロフェッショナルの手を経て(部材カット→下絵→やすり→バフ→絵付け→オイル仕上げ )、年間に120万個程度生産されているようです。

特に色付けの職人さん(右下写真)は全アイテムの絵付けができるスペシャリストでした!仕上げのオイルは、安全なくるみやシェラック(蚕から取れる液体:木についている)を使用しています。

急遽、僕達のために制作してくださったケラーの8人乗りバス(非売品)を頂いてオストハイマーを後にしました。

なんと!多くの職人さんの勤務時間は早朝の7時からで、夕方には家に帰りのんびりと家族で過ごすそうです。


ケラー社(KELLER)について

1864年 シュツッツガルト近郊のゴッピンゲン(Goeppingen)で設立された長い歴史を持つドイツ有数のメーカーです。

1954年に3代目社長オイゲン・ケラー氏の娘婿であった教職のコーン氏が4代目として経営に参加し手腕を発揮。
木馬ペーターのデザイナーである彫刻家のシュバーン氏(Hermann Schwahn)と出会いケラー社の全盛期を築き上げていきます(今日も使用されているロゴもこの年に生まれています)。

1990年、ケラー社は大きな転機に見舞われます。
後継者不足(3人の娘さんがいましたが・・)により他社とのライセンス契約による生産(品質管理はケラー社)をはじめることになります(川の水力を使った戦前からの設備が使われてた工場を近代的にするには膨大な投資と後継者が必要なため、コーン社長は製品の品質を管理しながら、ケラーの商品を後生に残す道を選ぶ)。

2つのメーカーとの協力関係を経て1994年、キンダークラム社(Kinderkram)がケラー社の生産メーカーとして本格的に生産に取り組みます。

↑ ケラー社の新作サンプル
が2002年、キンダークラム社がオストハイマー社に吸収されます。

苦難の道を辿ってきたケラー社ですが、誠実な仕事で定評のあるオストハイマー社はケラー社の信念である良いもの作りに徹する数少ない企業でした。

傘下に入ることで、ケラー社の商品は今後も世界中の子どもの手に渡ることでしょう。4代目コーン社長(現在はアドバイザー)はおもちゃ業界の重鎮として、高齢にもかかわらず広く活躍しています。

↑ 8人乗りバス(非売品)


ケラー製品はこちらから

ケラーの4人のりバス ケラーの1人のりPKW
ケラーのPKW ケラーの2人のりミニバン
ケラー木馬のペーター ケラーの1人のりヘリコプター
ケラーのレーシングカー ケラーのオートバイ
ケラーの消防車 ケラーの3人のり飛行機
ケラーの人形
ウッドワーロックに出来ること(社会貢献プログラム)
ウッドワーロックでは、次世代の子どもたちに住みやすい環境を残したいという思いから、環境・自然保護・リサイクルの観点より、基本的に未包装・簡易梱包など創業時(2000年)より取り組んでまいりました。小さなことからコツコツと・・モノを与えるだけでなく、想いも伝えていきたいと色々なプログラムに取り組んでいます。
■WWF募金
WEB及び実店舗の売上げの一部と、ラッピング代金の全額を寄付しております。
詳しくはこちら→[ラッピングについて]
チーム・マイナス6%活動
【過剰包装を断ろう(減らそう)】のアクションとして発送時の緩衝材などを工夫しています。
■エコバック推奨
WWFさんのエコバック(オリジナルバージョン)をご紹介・販売しております。
詳しくはこちら→[エコバッグページ]
■「ユウchan」おもちゃページ監修
ひとりでも多くの子どもたちが、素敵なおもちゃと出会えるように活動を広げています。




木のおもちゃ woodwarlock(ウッドワーロック)
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1−22−7
Tel 03-5976-0155 Fax 03-3945-6297