"仁義子守唄"から"怨み節"、そして"女をやめたい"まで
商品コード:TECS-18441
JANコード:4988004114229
TECS-18441 6CD+DVD
2010年3月24日発売
CD6枚+DVD1枚
※CDサイズ写真集/歌詞集封入
※SHM-CD仕様
●歌手“梶芽衣子”にスポットを当てたベスト・コレクションBOX!
●「仁義子守唄」(1970年)から大ヒット・ナンバー「怨み節」「修羅の花」、そして「女をやめたい」(2009年)までを6枚のCDに編成
●インタビュー形式で綴った「梶芽衣子の世界」をDVDに収録
特価:18,900円(税込)
180ポイント獲得
2010年3月24日発売
■構成
| DISC-1 銀蝶渡り鳥 |
![]() | 01.銀蝶渡り鳥 02.仁義子守唄 03.恋に命を 04.銀蝶ブルース 05.はこだて物語 06.命の涙 07.浜辺のメルヘン 08.夜霧のすきな貴方 09.悲しい笑顔 10.心のこり 11.嫉妬 12.愛への期待 |
| DISC-2 梶 芽衣子のはじき詩集(うた) |
![]() | 01.芽衣子のふて節 02.わらの上 03.おんな叛(そむ)き唄 04.ひずみ燃え 05.おんな渇き唄 06.おんなはぐれ唄 07.ひとり風 08.女の呪文 09.別にどうって事でもないし 10.にごり女 11.悲しくないからふしあわせ 12.怨み節 |
| DISC-3 梶芽衣子オリジナル・ベスト12 ーやどかりー |
![]() | 01.やどかり 02.落日 03.私うまれてふしあわせ 04.山猫 05.蟻地獄 06.かきおき 07.はぐれ節 08.あやとり 09.「嗚呼( ああ)……」 10.ある出逢い 11.おんな願い唄 12.牙のバラード |
| DISC-4 去れよ、去れよ、悲しみの調べ |
![]() | 01.〜新しい日々〜 02.舟にゆられて 03.不思議ね 04.うつろな風のある日 05.別れ話なんか 06.雨の夜あなたは 07.この新しい朝に 08.南風 09.〜旅(セリフ)〜 10.秋 11.朝の感情 12.〜七日間(セリフ)〜 13.とりとめもない思い 14.〜元気よ(セリフ)〜 |
| DISC-5 きょうの我が身は…… |
![]() | 01.〜きょうの我が身は〜 02.螢の橋 03.あかね雲 04.知らぬ顔 05.袂に春風 06.私のいいひと 07.震災まえ 08.今更なんて叱らないで下さい 〜恋文〜 09.淋しき夕べ 10.海ほおずき 11.日暮れ道 12.命日 13.きょうの我が身は 14.欲しいものは 15.袋小路三番町 16.残り火 17.晩夏 18.影の栖(すみか) |
| DISC-6 女をやめたい そして… |
![]() | 01.修羅の花 02.ほお やれほ…… 03.ジーンズぶるうす 04.因果花 05.芽衣子の夢は夜ひらく 06.酒季(しゅき)の歌 07.ジグザグ模様 08.レディーブルー 09.元町シャンソン 10.旅立ち 11.乾いた華 12.霧雨ホテル 13.女をやめたい 14.思い出日和 |
| DISC-7 特典DVD |
![]() | 梶芽衣子ロングインタビュー |
演じるように歌う……。梶芽衣子の歌の魅力はそこにある。『野良猫ロック』『女囚さそり』『修羅雪姫』『曽根崎心中』……梶芽衣子は60 年代.70 年代の日本映画を支えたスター女優でありながら、一方では「歌う映画スター」としても数々の名曲群を世に放っている。このBOX を手に取られた方なら、梶芽衣子の映画女優としてのキャリアや作品についてはよくご存知だと思われるが、まずは簡単に彼女のプロフィールを振り返ってみよう。 1947 年東京生まれ。65 年に日活に入社し、本名の太田雅子のまま同年『悲しき別れの歌』でスクリーンデビュー。数々の日活アクションや青春映画に出演し、69 年のマキノ雅弘監督『日本残侠伝』でマキノ監督の命名により「梶芽衣子」を名乗る。以降、70 年代に入ると「野良猫ロック」シリーズ、東映に移籍しての「女囚さそり」シリーズや『修羅雪姫』など数々の映画に主演、クールな美貌を持つアウトロー・ヒロインとして大きな人気を誇り、70 年代中盤からは増村保造監督作品などに出演、78 年の『曽根崎心中』で演技賞を総なめにして以降は演技派女優として現在まで活躍を続けている。また、クエンティン・タランティーノ監督をはじめ、海外にも数多くのファンを持つ。 70 年代前半に作られた梶芽衣子の主演映画の多くは、彼女自身の歌唱による主題歌が劇中で流れ、これらがシングル・レコードとして世に出て行った。梶芽衣子の歌手デビュー作は石井輝男監督による任侠映画『怪談昇り竜』の主題歌「仁義子守唄」で、1970 年7 月5 日にテイチクレコードより発売されている。 歌手・梶芽衣子の実力を決定付けたのは、72 年から73 年にかけて4 作が作られた「女囚さそり」シリーズの主題歌「怨み節」。彼女の代表作であるこの楽曲は、実は第1 作である『女囚701号さそり』の公開時には、まだレコード化されておらず、映画の大ヒットにより急遽シリーズ化が決定し、主題歌もレコードとして発売されることとなったのだ。「怨み節」はチャートのトップ10に入る大ヒットとなり、梶芽衣子はスター女優のみならず、歌手としても一躍、脚光を浴びることになったのである。 この当時、映画界は斜陽産業といわれていた低迷期にあり、しかもテレビの歌番組で歌唱を披露するわけでもなかった「怨み節」が爆発的なセールスを記録したことは驚きでもあった。いっぽうで女優の余技とは思えぬ梶芽衣子の歌唱力の確かさ、それ以上に卓抜した表現力が多くの人々の琴線に触れたことは想像に難くない。「怨み節」以降も『ジーンズブルース 明日なき無頼派』主題歌の「ジーンズぶるうす」、ドラマ『戦国ロック はぐれ牙』の主題歌「はぐれ節」、そして、03 年にタランティーノ監督が『キル・ビルVOL.1』の挿入歌に使用し話題となった映画『修羅雪姫』の主題歌「修羅の花」と次々に主題歌がリリースされた。スクリーンを彩ったこれらの楽曲が今回のBOX に完全収録されているのも、ファンにとってはうれしい企画だ。 しかし、歌手・梶芽衣子の真骨頂は、それ以降の作品群にこそ顕著だ。シングルで発売された「芽衣子のふて節」「やどかり」「命日」「袋小路三番町」、そして80年代の演歌路線「酒季の歌」に至るまでの楽曲群は、前述のような映画やドラマの主題歌と無関係にリリースされたものであり、それだけ歌手・梶芽衣子の魅力が大きかったことを物語っている。彼女は「歌う映画スター」の枠を超え、1人の女性シンガーとして独自の世界観を確立しているのだ。 今回収録されたこのBOX は、テイチクのほか、70年代中盤のポリドール(現ユニバーサル)からリリースされた作品を含む梶芽衣子のオリジナル楽曲が多数収録されているが、これらの楽曲を提供した作家陣の豪華さにまずは驚かされる。曽根幸明、平尾昌晃、鈴木淳、阿久悠、なかにし礼、中村泰士といった演歌・歌謡曲の売れっ子作家から、映画やTV ドラマの劇伴の名手である渡辺岳夫や菊池俊輔、さらには大野雄二や荒木一郎、阿木燿子=宇崎竜童夫妻まで実に多彩で、梶芽衣子と組んで多くの傑作を残した映画監督・長谷部安春も作詞に参加。さらにBOX4枚目に収録された『去れよ、去れよ、悲しみの調べ』ではかまやつひろし、下田逸郎、大野克夫、松任谷正隆といった錚々たるミュージシャンたちが楽曲に参加している。 初期の任侠路線から「怨み節」「修羅の花」といった情念歌謡の世界、さらにはロック調やソフトロック的なサウンドに身を委ねたソフィストケートされたナンバー、そして正統派演歌まで、梶芽衣子の表現する歌の世界は実に幅広く、どの曲も女の情念や諦め、色香、そして優しさに溢れている。そして、09 年に25 年ぶりにリリースされた「女をやめたい/思い出日和」では作曲に杉本真人を迎え、より豊かになった表現力をもって、しっとりとした女の情感を歌い上げている。 どのナンバーもスクリーンでの演技がそのまま歌に乗り移ったかのように3 分間のドラマが立ち昇っていく様は、女優ならではの演技力が背景にあってのものだろう。ここに収録された幾多の名曲群は「演じるように歌う」歌手・梶芽衣子ならではの、唯一無二の魅力に溢れているのだ。 |
馬飼野元宏 |
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