
エーロ・サーリネンの代表作のひとつ。ヤコブセンのエッグチェアの創作に影響を与えた、ミッドセンチュリーを代表する椅子です。womb(ウーム)とは子宮という意味で、まるで女性の子宮の中にいるような安らぎが得られることから命名されました。座と背はFRPの一体成形で、発泡ゴムのパッドを張りぐるみで仕上げており、さらに座と背にクッションを置くことで座り心地を高めています。チャールズ・イームズとの共同作業により確立した、合板を三次元成型する技術を用いた椅子で、ノール社社長夫人のリクエストを受けて『座るポジションを限定しない、複数のクッションに包まれるような椅子』として構想されたのがこのウームチェアです。

クランブルック美術大学で教える父の講座に学び、在 学中にチャールズ レイ・イームズと知り合い、 1940年にはチャールズ レイ・イームズと共に、ニューヨーク近代美術館開催の 「オーガニック家具デザイン」コンペに応募し、 プライウッドを使った椅子、棚、机を出品し6部門中2部門で優勝しました。1951 年に独立して事務所を設立後、 ゼネラルモーターズの技術センター、ヴァッサー大学生寮、特に有名なジョン・F ・ケネディ国際空港のTWAターミナルビルなど、 流れる様な曲面の表現主義的スタイルの建築で一世を風靡。彼は建築の中で 内装や家具デザインも手がけ、 チューリップチェアに代表されるその曲線を用いた未来的なデザインは20世紀中 期を代表するものであります。 生存中はしばしば建築界の権威から無視され嘲笑の的にもなりましたが、 今日では20世紀のアメリカを代表する巨匠の一人として数えられています。

















































































