お香の日フェア

お香の知識ページ

中日文化センターや金城学院大学で非常勤講師 店主:菊谷勝彦のお香の知識を辞典にしました。


お香の種類

はじめに、お香の種類とは全部で7種類あります。
その7種類とは「線香(せんこう)」「香木(こうぼく)」「練香(ねりこう)」「匂香(においこう)」「塗香(ずこう)」「抹香(まっこう)」「焼香(しょうこう)」となります。

では「お香」とは?となりますが、当店のホームページ上で掲載している【お香】とは実は正式には「線香」に分類されます。
香源では、趣味のお線香を『お香』と呼び、仏事用のお線香を線香と分類しています。
こちらの辞典では、正式には、どのように分類されるのかを記載させて頂いております。



線香

直接火をつけるお香として「線香」があります。
形としては「スティック型」「コーン型」「コイル型」とあります。

スティック型のお香
花やフルーツ、ハーブの香りなど、バラエティ豊かな香りをお部屋で楽しむお香として、
10cm未満のものもあります。お好みの香炉、香皿に立ててお使いください。


コーン型のお香
短時間に強く香りを出すことが出来る上、灰を散らさないため、使いやすいお香です。
円錐の先端に点火し、そのまま香皿や灰の上に置いてお使いください。


コイル型(渦巻き型)のお香
長時間たき続けることが出来るので広い空間や、
空気の流れの多い玄関などでのご使用に適しています。

当店では独自に「古典的」「現代的」「ピュア」と香りで商品を分類しています。
お客様が今使っている香りから、「もっと原料の香りが強いものがいい」「もっと甘い香りのもの」などのご要望にお答えした香りをご案内いたします。
お電話、メールにてご案内させて頂いております。お気軽にお問い合わせくださいませ!
フリーダイヤル 0120-75-4105 (携帯電話からは 052-486-7517)土日祝を除く8:17〜17:17
メールでのお問い合わせはこちら

また、お香を始めてみたいという方にも、好みの香りの系統がわかるよう作られたお香トライアルキットもあります。



香木(こうぼく)

間接的に熱を加えるお香として「香木」と「練香」があります。

香木とは伽羅・沈香・白檀など、なんらかの自然変異により香りを発するようになった木のことをさします。
お香やお線香の基本となる原材料です。
主に「沈香」と「白檀」の2種類が代表的です。「沈香」の中でも、「伽羅」は古くから貴重で最上の香りとして珍重されてます。 形は「山」「生(しょう)」「刻み」「割」「彫刻」「粉末」などとあります。


香木は推古三年4月に淡路島の香木が漂着したという記述が日本書紀にあります。
香木を焚く方法は、じっくりと香りを味わうには「聞香」、部屋に香りを漂わせるには「空薫」で楽しめます。

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練香(ねりこう)

お茶席などで使われる古典的なお香です。

香木など天然香料を粉末にして、古典的な製法のまま丸薬状に練り上げたもので「源氏物語」などに登場する薫物を今に伝えるお香です。可愛らしい形を模ったお香「印香」は練香に分類されています。
当店では中日文化センターや金城学院大学、茶道青年部などで店主によるお香講座教室を行っており、手作りの 遠方の方は通信講座も行っており、またお手軽に練香が作れる練香製作キットもあります。

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匂香(においこう)

匂香とは「匂い袋」のほかに防虫香や薬玉、掛け香などがあります。

匂い袋は八世紀頃より貴族の腰飾りとして使用されていました。匂い袋が広く愛されるようになったのは江戸時代になってからといわれています。美しい袋に包まれ、そっと袂や襟元に忍ばせたり、箪笥や文庫に入れて移り香を楽しんだりすることに奥ゆかしさが感じられて今でも多くの人々に愛されています。

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焼香(しょうこう)

葬儀、法事などで使われる香です。

釈迦入滅後、仏弟子達が生前の釈迦が愛した「香」を供養の為に焚いた事からお焼香が始まったといわれています。

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塗香(ずこう)

写経の前や山寺のお参りの前に体を清めるための香です。別名「清め香」ともいいます。

白檀を主体に数種類の漢薬の粉末を調合します。昔、インドでは木の皮や香草を乾燥させ、粉末にした物を体に塗り香水の様に使用していました。 その後仏教と共に日本に伝わり、仏前に礼拝する前など身を清める為に、塗香を手などに塗って使用する様になりました。

これが香の起源と云われ、お香の中では最も古い歴史があります。

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抹香(まっこう)

時間を計るための香です。

香時計は現代のように時計が無かった時代に、香りで時間を計るために考案されたものです。 香時計は、別名【時香盤(じこうばん)】とも言われ、木製、または、金属製の四角形の箱に灰をつめて、その上に抹香を線状に敷き、端から火をつけ、抹香が燃えていくごとに時間がわかるような仕掛けになっています。 本来は門門にに樒を置き、魔除けの役割を果たしますが、江戸時代に城の時計盤の番人が失明したことにより、原料を買えることで香りを認識し、太鼓で時を知らせていたという話が残ってます。

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お香の原料

線香を成型するのに欠かせない原料はタブ粉です。タブ粉とは椨の木から取れ、樹皮を粉末にしてお香・お線香の基材に用いります。これに沈香や白檀、伽羅などの香木や香料などを混ぜ、乾燥させたものがお香になります。国産の香原料は、ほとんどありません。香原料単体は、悪臭と呼べるようなものが多く、香木の香りを補うために使われることが多いです。

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お香の歴史

現代では、日本の伝統のお香は、世界の香り文化のトレンドの中にあります。
伝統の継承と最新の技術から次々と創造される現代のお香は、ヒーリング、リラクゼーション、癒しに応える香りとして認識されています。「香りの効用」も科学的に深く研究されています。
今では、効用を知った上で、梅雨の時期の防臭に使用したり、ライフスタイルを形成する自己表現のひとつとして使用したり、精神の安定やストレス解消などの自己コントロールに使用したりと、香りは現代の上質な暮らしに欠かせないものとして広まっています。

香文化は、一見、最近流行りだした文化のようにも思えますが、遥か太古の人類が香りに出逢ってから、いろんな時代と国を経由し、交流し、今、あなたが触れている香り文化があるのです。火の使用による香りとの出逢い人類は、火を手に入れることによって、香りと出逢ったと考えられます。香(香料、香水、芳香)を示す英語「Perfume」が「Per(throught)+fume(煙)」、すなわち煙を通してという意味であることからも、人が良い香りに接した最初の方法が芳香物質に偶然火を点けることであったと想像できます。

100万年以上も遡った遥かなる太古、大自然から火を得た人類の先祖たちは、貴重な火の持続のため、草木を集めて燃やし続けました。 あるとき突然、炎の中から煙と共に立ち上る芳香。火にくべられた何かが発する未知の香りに、驚嘆の声が響きます。その香りは、人の神経を研ぎ澄まし、魂をゆさぶり、時として鎮静とやすらぎを、時としては陶酔とときめきをもたらしました。

人類は人知を超えるその香りに、神秘の力を感じたに違いありません。
現に、香りは祈りと一体になり、当初より宗教的な儀式に結びついて使用されていたと考えられています。
お香の歴史についてもっと詳しく知りたい方は当店にて行っております通信講座による定期講座があります。



香道(こうどう)

香道とは、一定の作法に基づいて香木をたき、その香りを鑑賞して楽しむ日本の伝統芸能です。
現在、三条西実隆を始祖とする「御家流(おいえりゅう)」と志野宗信を始祖とした「志野流(しのりゅう)」の二つの大きな流派があります。
今からおよそ500年前の茶道や華道と同時期の華やかな東山文化の時代、 一定の作法に従って香を鑑賞する「香道」が成立しました。 東山時代は応仁の乱から戦国時代に至るときで、世情騒然として心も落ち着かない時代ですが、文化としては日本独自の芸道が確立してゆきます。 「茶道」、「華道」、「香道」がそうです。特に「香道」は、昔の平安時代に貴族たちが優雅な生活文化として香を位置づけたことを継承し、日本人の四季への感性や文学詩歌と深く結びつけ体系化した世界に類のない香りの芸道です。