ムーブメントやダイヤルを収めるパーツ。ケースの形はさまざまあり、オーソドックスな真円形状の【ラウンド】、正方形に近い形状の【スクエア】(フランス語ではカレとも呼ばれる)、クラシックな楕円形状の【オーバル】、アールデコ時代に影響される【レクタンギュラー】、フランス語で樽という意味を持つ【トノー】、座布団のような形状のケース【クッション】などがあります。
文字盤、フェイスともいいます。素材や色、装飾の組み合わせで無数のバリエーションがあります。オーソドックスなダイアルはブラック系でスポーツウォッチに人気があり、ホワイト系はドレスウォッチに見られます。近年はダイアルの加工技術が向上し、【シェル】、【カーボン】、【天然石】、【全面ダイアモンド】、【ギョーシェ彫り】、【サンビーム】が低価格のモデルにも採用されるようになりました。
ゼンマイの巻上げや、時刻、カレンダーを調整する部品。一般的にはリューズを引っ張り下に回していく(例外もあり)。ダイバーズ・ウォッチに関してはねじ込み式となり、ねじ込みを解除してからの時刻調整をしなくてはならない。日本語では「竜頭」と記載される。
文字盤を保護するガラス部分。サファイアクリスタル、プラスチック製などがあります。サファイアクリスタルは加工技術がたいへん難しいものでしたが、近年は加工技術の向上により、プラスチック風防のようなドーム型の形状のものが登場している。またロレックスのミルガウスに採用されたグリーンのサファイアクリスタル風防など、カラー加工が施されたものもあります。
文字盤に記された時刻を示す数字や印の事。代表的なものは【バー】、スポーツウォッチに多いのが【アラビア】、エクスプローラー、ジャガールクルトに代表される【3.6.9】、宝飾モデルはインデックスがダイヤモンド、ルビー、サファイアに置き換えられる場合もあります。スポーツウォッチに多いのが夜光塗料が散布されたもので、暗所においても時刻の判断が可能となっています。
風防の周囲に取り付けられた、風防を固定するための部品。一般的にはポリッシュ(もしくは艶消し仕上げ)されたシンプルなものが多いといえます。スポーツウォッチでは潜水時間を計測するための回転ベゼルを備えたり、GMTモデルにおいては24時間表示をベゼルに記載し回転させるものがあります。
バンドと本体を連結する部分。ケースと一体化しているので、素材はケースと同様となります。ラグの形状が太いとスポーティな印象を与え、細いと繊細なイメージを与えることでデザイン的な要素にも深く関わるパーツといえるでしょう。
金属のものは「ブレスレット」、それ以外の素材は「ストラップ」と呼ばれます。ブレスレットのデザインは時計のイメージを決定づける重要な要素でもあり、ブランドごとの考えが見られるパーツでもあります。基本的にはケースと同様の素材を使う場合が多いといえるでしょう。ストラップはオーソドックスな素材で、「牛」、「ワニ」、「ダチョウ」などさまざま。またダイバーズウォッチ向けに「ラバー」、ミリタリーモデル向けでは「布(NATO軍ストラップ)」などがあります。