【東日本大震災についてお詫びとお見舞い】
東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞いを申し 上げます。一日も早い復興をお祈り申し上げます。 |

★素肌を守りたいからメイクも天然にこだわる
「スキンケアはすべてオーガニックコスメで揃えています」という人が増えてきて、アイシス編集部としては嬉しいこのごろ。「でもメイクは一般の化粧品を使っています」という人もまだまだ多いようです。とくに「オーガニックのマスカラはいいものがなくて」という声をよく聞きます。メイク用品は、長い間、肌につけたままになるので、肌に大きな負担をかけてしまいます。合成成分のマスカラは、繊細な目の角膜にとって、とても怖いですね。合成成分のマスカラを使うよりは、オーガニックのアイライナーで工夫したほうがいいでしょう。本当に大切なのは、もともと持っている私自身の自然なのですから。
たしかにメイクは必ずしも必要なものではありません。素肌が健康であれば、その素肌をそのまま見せるようにしたほうがいきいきと輝いている印象を与えます。
でも現実には、会社やお店に勤める女性にとって、どうしてもメイクが必要ということもあります。あるいは、一般的な化粧品を長い間、使ってきた結果、素肌がくすんだり、シミが多いという悩みがあり、そのためにメイクをするという女性も多くいます。
でもどうしても必要なメイクの成分が、合成成分であれば、つけている間中、素肌は大きなリスクを負っていることになりますね。とくに顔全体を覆うリキッドファンデーションは、石油系の合成界面活性剤が使われているので不安です。合成界面活性剤性剤は、浸透性がいいので、そのほかの合成色素や合成防腐剤などの合成成分を一緒に肌の奥へと運んでしまいます。「お化粧をしない
とひどく顔色が悪い」という悩みの出てくるわけです。
またよくチークの形にシミを作っている人がいますが、あれは合成界面活性剤と一緒にチークのタール色素が肌の奥深くに色素沈着してしまったからです。
安全性と機能性が進化しているオーガニックメイク
メイクが必要なときには、ぜひ天然成分のオーガニックメイクを。
これまでメイク用品は、なめらかさや発色の良さが求められるために、天然成分だけでは難しいと長い間、言われてきました。でも今ようやくその「常識」が変わりつつあります。今、オーガニックコスメのメイクは、どんどん進化して、色も機能性も使いやすいものになっています。最近は、天然100%のメイク用品が登場してきています。
たとえばファンデーションも安全性の高いレシチンで乳化しているものが出てきています。あるいは、乳化剤ゼロのミネラルファンデーションも人気です。オーガニックメイクアップアーティストの星さんによると、「じつはオーガニックコスメのほうが肌が疲れなくてきれいに見えるし、長時間たっても潤いがキープされるから、肌色もくすまないんですよ」とのこと。
何よりつけている人にとって嬉しいのは、オーガニックメイクはとても肌に軽く感じられ、仮面を被っているような圧迫感がありません。本当に大切なのは、私自身が持っている自然です。「私の素肌が好き」と言えるためにも、メイクをするときは、自然素材にこだわりましょう。
★毎日の生活に植物の力を使おう! 冬の生活を快適にしてくれるシラカバ樹液
シラカバは、北海道や長野県に自生している白く美しい木肌の樹木です。シラカバから採取される樹液は、ヨーロッパでは民間薬として使われてきました。血行を良くするので、風邪薬や利尿薬としても活用されてきました。
そのほか痩せるための全身浴剤としても使われたそうです。また皮膚を柔らかくして肌にしっとりとした潤いを与えるため、化粧水としても愛用されてきました。
最近の科学の現場では、シラカバ樹液には、ビタミンCや、からだの免疫力を高めるフラボノイドやタンニン、肌をなめらかに整えるサポニンなどが含まれていることが確認されています。
あのシラカバにそんなにたくさんの薬効があるなんて、驚きですね。風邪にも良く、肌にも潤いを与えてくれるなんて! まさに冬には最適の植物です。最近、日本でもシラカバ樹液を使った化粧品が増えてきました。乾燥肌で悩んでいる人は、ぜひ試してみてくださいね。
★感覚や神経にとって不安な合成香料
化粧品に配合される香料も、主に石油から作られた芳香性化学物質が使われています。芳香性化学物質にはラベンダーの香りをつけるエチルアミルケトン、ライラック様のテルピネオール、甘いバラの香りに似たゲラニオール、ゼラニウムに似たジフェニルオキサイド、桂皮アルコール、安息香酸など数多くあります。
これらはアレルギーを引き起こす原因となることが知られていますが、ホルモンの分泌にも影響を及ぼすと言われています。そのほか発ガン性も疑われています。
合成香料に使われる成分の毒性については研究データが乏しく、不明なことが多いのですが、感覚や神経に直接作用するものだけに大きな不安が残ります。
「オーガニックコスメ」シリーズでは、香料は、合成のものではなく、天然の精油(エッセンシャルオイル)を使ったものだけを紹介してきました。
精油は、バラやラベンダーなど香りのある植物から、主に水蒸気蒸留法によって抽出されたもので、いわば植物の香りのエッセンスを濃縮したものです。
★青年のような健やかさを維持する植物「ローズマリー」
植物の性質にも「陰陽」があると言われています。たとえば体調の異変を抑える消炎作用を持つ植物を「陰」とすれば、疲れた体を活気づけ、刺激を与えてくれる植物が「陽」になります。ローズマリーは、とくに「陽」の作用が高いハーブといわれています。たしかにローズマリーを料理に使うと血行が良くなってからだがぽかぽかと暖かくなります。
ローズマリーの原産地は地中海。ローズマリーは、からだと精神の双方の次元で刺激を与え、機能を促進することで知られています。ですから精神集中が必要な試験のときには、ローズマリーを身につけておくといいそうです。
ローズマリーの若返り効果について伝説的な化粧品といえば「ハンガリー水」これはローズマリーを水蒸気蒸留したものですが、70歳のハンガリー女王を若返らせた化粧水としてあまりに有名ですね。
ローズマリーの若返り効果は、ヨーロッパだけではなく、日本でも認められていました。ローズマリーは、日本語ではマンネンロウと呼ばれていますが、これには永遠に青年のような健やかな精神と肉体を保つ植物という意味合いがこめられているとか。
ローズマリーの老化防止効果は、じつは自然化粧品にも応用されています。つまり天然の防腐剤として使われているのです。ローズマリーを化粧品に配合すれば、肌の老化防止をしながら、化粧品自体の保存期間も高めてくれるというわけです。これは合成の防腐剤が、化粧品の保存期間は長くしてくれるけれど肌にとってはアレルギーになるのとは対照的ですね。
★オーガニックメイクのツボ「マスカラ」
一般的なマスカラには、カールを保つために、合成ワックスなどが配合されています。それに対して、天然原料主体のマスカラに配合されているのは、カルナウバロウのような天然ワックス。天然ワックス配合のマスカラは、合成ワックス配合のものに比べてカール保持力は劣りますが、天然ワックスの美容効果で、まつげに本物のハリとツヤを与えてくれます。
そこで今回は、カールをしっかり保つテクニックを紹介したいと思います。
ビューラーをかけた後に、マスカラを塗って終わりという方法だと、マスカラに含まれる水分でカールは取れがちになります。それを解決するには、完全にマスカラが乾いた後に、根元部分を中心にビューラーをかけ直してみてください。すると、まつげがしっかりと上がり、固定しやすくなります。「完全にマスカラが乾いた後」というのがポイント。水分が飛ぶ前にビューラーをかけても、固定しにくいので注意してくださいね。また、ボリュームを出すためには、マスカラをまつげに塗って、乾いてから重ね塗りを繰り返します。
ビューラーでどうしてもカールがつかない時は、ビューラーをドライヤーなどで軽く温めると、簡単にカールがつきますよ。ただし、ビューラーは熱くなりやすいので、やけどしないように温度を確かめてから使用しましょう。
合成成分で作られた「落ちにくいマスカラ」には、専用の強力な洗浄力を持つクレンジングが必要なものもあります。しかし、そのような強力なクレンジングが、皮膚の薄い敏感な目元に触れるということは、まつげも肌も痛めてしまうことにもなりかねません。日常的に使用するメイクアイテムは、まつげや肌を健やかに整えるナチュラルなものにしたいですね。
★からだや髪の洗浄剤として使われていた「海藻」
海に囲まれた日本では、海藻は非常に馴染み深いものです。ミネラルをたっぷりと含み、とてもからだに良いものですが、海藻を食べる民族は意外に少数です。
私たち日本人にとっては海藻は昔から食事に欠かせないもので、昆布・海苔・ヒジキ・ワカメとその種類はさまざま。
その海藻の力を昔の人たちはよく知りつくし、食べるだけでなく洗浄剤としても利用していました。石けんが普及する前には、海草で髪を洗っていたのです。海草のヌメリがごく小さな隙間まで入り込むことができるので、髪の毛と汚れの間に入り込み浮き上がらせます。つまり、界面活性剤の化学的作用ではなく、物理的に汚れを落としてくれるのです。また豊富なミネラルが髪をしっとりとさせ、うるおいを与えます。この吸着性と強い保湿性を合わせ持つ海藻を、髪や肌の手入れに活用しましょう。
★Herbal beauty「植物のパワー」
天然のビタミンEたっぷり、肌をやわらかくするマイルドなオイル
中世ヨーロッパでは、頭痛や顔色の悪い人は、アーモンドの芯にある核を食べると良いといわれていました。アーモンドはその木のパワーをすべて果実に凝縮していると考えられていたからです。
ビタミンA,B1、B2,B6、老化防止のビタミンEをたっぷり含むアーモンドの実を圧搾して抽出したものが、アーモンドオイルです。
アロマテラピーのベースオイルの中でも、使いやすく安価なため人気があります。ほとんど香りのない軽いオイルで、すぐに肌に浸透します。肌のトラブルを落ち着かせる鎮静効果があり、敏感肌や乾燥肌に最適。顔から全身のケアや、赤ちゃんにも使うことができます。
さらに、ビタミン15を含んでいるので、疲れてツヤがなくなったり、乾燥したりしている肌を癒して、ハリのある輝きを取り戻す働きも。アーモンドオイルを使用してマッサージするお手入れは、柔らかくしなやかな肌をはぐくみます。
★オーガニックメイクのツボ「アイカラー(アイシャドー)」
キレイな色のアイカラーなのに、実際にまぶたにのせてみたら、そのままの色が出なくてがっかり・・・という経験はありませんか?
それは、まぶたのくすみやベースの暗さが原因もしれません。特にパステルカラーのような淡い色は、ベースの色に影響されやすい傾向があります。そんな時は、コンシーラーやファンデーションなどを使って、まぶたを明るい色に補正しましょう。そうすると、アイカラーの発色がぐんと良くなりますよ。
ポイントメイクで使用される色素には、石油が原料のタール系色素(合成色素)と、酸化鉄などの天然色素があります。タール系色素は、赤色○号、青色○号のように表示され、一般的な多くのメイクアイテムに配合されています。これは、メラニンを肌に沈着させる(色素沈着)と言われる要注意な成分。普段アイカラーを入れる部分がくすんでいる場合、タール系色素による色素沈着が原因として考えられます。
天然色素は、自然に存在する色をそのまま活用したもの。色素沈着のような心配はありません。オーガニックメイクに配合されているのは、すべて天然色素ですので、素肌に安心して使えます。それに加え、シルクや酸化チタンのように、紫外線など外部の刺激から肌を守ってくれるのも嬉しいですね。天然素材のアイカラーで、目元を明るく健やかに保ちましょう。
★オーガニックメイクのツボ「フェイスパウダー」
合成ポリマーやシリコンが配合されていないオーガニックコスメの油性ファンデーション(リキッド、スティックタイプなど)のメイクもちを良くするには、フェイスパウダーをしっかりのせることがポイントです。フェイスパウダーは、油性ファンデーションの余分な油分を吸収して、崩れにくくする効果があります。
パフにパウダーをたっぷり取って肌にのせてください。
手で触れてさらっとするくらいが適量。目のまわりや小鼻などの細かい部分も丁寧につけましょう。まぶたを持ち上げて、目のキワまでしっかりと。余分な油分が残っていると、アイメイクがにじんだり、よれやすくなります。
下まぶたにマスカラなどのメイクがつく場合も、それが原因かもしれません。ちょっとしたことですが、ポイントメイクの仕上がりに大きく影響しますので、ぜひ意識してみてくださいね。
最後にフェイスブラシで顔全体をさっと払うと、パウダーが肌に均一につき、自然なツヤもうまれます。
天然のパールやラメが入ったフェイスパウダーもありますので、艶やかで輝きのある肌にしたい時におすすめです。ライトに映えるので、パーティーシーンなどにも良いですね。
ごくナチュラルなメイクなら、メイク下地や日焼け止めのあと、ファンデーションは塗らずにフェイスパウダーだけでもOK。ベールをかけたように肌のキメを整え、美しくみせてくれます。
★クリームを使えば使うほど乾燥肌になってしまうのはなぜ?
しっとりと水分を含んだみずみずしい肌は、誰もが憧れる理想の肌です。
そこで、乳液などのクリームをつけて肌に膜をつくり、水分が蒸発するのを防ごうとするのですが、化学成分で作られたクリームを使った場合、乳化に使われる合成界面活性剤が、肌のバリア機能を壊してしまうため、クリームを塗っても塗っても、肌が乾燥してしまうといった悪循環が起きてしまうのです。
そもそも、なぜ界面活性剤を使わなければいけないのでしょうか。
クリームは、油分と水分をバランスよく合わせて作られたものです。ですが本来、水と油は分離してしまうものなので、乳化することが必要になります。そこで使われるのが界面活性剤というわけです。 界面活性剤を使った製品は化粧品に限らず、合成洗剤・シャンプー・マーガリン・マヨネーズなど多岐にわたります。
では、安全な乳化剤はどのようなものなのでしょうか。
たとえば、食品では安全な植物性の乳化剤として大豆レシチンがあります。合成界面活性剤よりははるかに安全といえるでしょう。
そのほかに私たちにとってなじみのある天然の乳化剤があります。
それは、せっけんです。せっけんには天然の界面活性剤の働きがあり、乳化剤の役割を果たしてくれます。せっけんは肌に安全ですし、洗い流しても自然と分解するので、環境にもやさしいのです。
また、ヨーロッパでは比較的安心して使える乳化剤としてラノリンが使われています。これは日本では旧表示指定成分に入っていましたが、抽出するときの溶剤がアレルギーになっているという説もあります。
このように、化粧品を選ぶときには、できるだけ植物性のレシチンやせっけんなどを乳化剤に使ったものを選ぶようにしましょう。
★皮膚呼吸を妨げる鉱物油
化粧品に含まれる油のほとんどは鉱物油です。鉱物油といっても「流動パラフィン(ミネラルオイル)」「ベンジルアルコール」「エステル」などと表示されているのでなかなかわかりにくいですね。
鉱物油には不純物やフェノールという毒性物質が含まれているため精製して取り除かれます。その精製過程で使われるのは濃硫酸。最近は昔と比べて精製技術が発達したため完全に精製された鉱物油は安全だというメーカーもありますが、疑問が残ります。
また、鉱物油を肌に塗ると皮膚呼吸が妨げられて、肌の老化につながるとも言われています。
いっぽうで、植物オイルは鉱物油に比べて高価ですが、皮膚呼吸を妨げず、皮膚に有効な成分も多く含んでいます。