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古くから昆虫食は、日本の山間部において、川魚や肉類に替わる貴重なタンパク源として親しまれてきました。日本人に馴染みのある昆虫食と言えば、イナゴの佃煮、蜂の子等が挙げられるのではないでしょうか?しかし、現在では、交通網の発達や輸送事情の変化、また食の欧米化により、昆虫食は敬遠されるように変化してきた部分もある一方、一部地域や愛好者の間では、今でも引き続き好んで食されています。それでは、今、何故昆虫食が注目されているのでしょうか?

アジアやアフリカ、中南米の一部地域では昆虫食は伝統的で身近な存在ではありますが、欧米の人々にとっては、そうではありませんでした。それが変わってきたのは、近年の気候変動や食糧危機および人口増加の問題が取り沙汰されるに従い、様々な面で人類や地球環境にリスクが少なくメリットの多い昆虫食が少しずつ脚光を浴びるようになってきたためです。例えば、2013年5月、ローマで開かれた「食糧安全保障・栄養のための森林に関する国際会議」において、国連食糧農業機関(FAO)のジョゼ・グラジアーノ・ダ・シルバ事務局長は、“森林・農地内の樹木と混農林業(アグロフォレストリー)が飢餓との闘いに重要であり、食料安全保証及び土地利用の政策の中に組み込まれるべきである”と述べました。また、『食用昆虫:食料及び飼料の安全保証』の共著者であるFAO林業局エヴァ・ミューラー林業経済政策・林産品部長は、「昆虫は、森林がもたらしてくれる一つの資源であり、食料、そして特に飼料としてポテンシャルの高い、低利用の資源である」と述べ、昆虫の食料・飼料としての役割を強調しました。報告によると、現在知られている約100万種の生物の内、昆虫は地球上で分類されている生物の半数以上を占めており、また、オランダのワゲニンゲン大学と共同で行われたFAOの調査によれば、世界中で現在1900種以上の昆虫が食用として消費されているそうです。驚くことに、昆虫は少なくとも20億の人々にとって伝統的な食料であるのです。FAOの報告によれば、昆虫の多くは豊富なタンパク質を含み、脂肪分に富み、またカルシウム、鉄分、鉛分も高く含んでいます。その上、牛は乾燥重量で100g当たり6mgの鉄分を含むのに対して、例えばバッタの鉄分含有量は、種別または食物の状況にもよりますが、乾燥重量で100g当たり8〜20mgであるのです。(参考 URL)

そんな折、米国では2人の若者が既存の商品には見られない、栄養価が高く自然素材を使用し、タンパク質を多く含むエナジーバーの開発を目指し意気投合し、材料には新たな食糧源として注目されている昆虫食、つまり米国において生産能力が高く供給網が発達しているコオロギを選び、開発を開始していました。タンパク質を始めとする栄養素満載の上、昨今問題となっている世界的な食糧危機や飢餓の問題解決の突破口の一つにもなりそうな夢の様なプロジェクトのアイデアは、米国名門ブラウン大学のルームメイトであったグレッグ・ソウィッツ氏とギャビー・ルイス氏が大学4年生の時に生まれました。彼らの使命は昆虫食を欧米において日常的なものにすることでした。2013年7月に米国発の民間ファンドレイジング(資金調達)サイト[Kickstarter (www.kickstarter.com) ]で資金を募った彼らは、当初の目標額を大幅に上回る形で資金調達を成功させ、2014年3月には、米国内で最初の商品群である「EXO プロテインバー」の販売を開始しました。

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EXOプロテインバーの主原料となるクリケットフラワー(コオロギ粉)は、アメリカ国内の食用コオロギ飼育場から仕入れられた後、急速冷凍し、じっくりとローストした後、細かく粉砕し製造されています。

EXOプロテインバーは、栄養たっぷりで、1本につき270〜300カロリー、10gのタンパク質、14〜20gの脂質、13〜18gの糖質(炭水化物)、そして5〜7gの食物繊維を含んでいます。また、精製された砂糖不使用であり、グルテンフリー、大豆不使用、乳製品不使用、穀物不使用であり、最近話題のパレオフレンドリー(*パレオダイエット→欧米で流行りの旧石器時代の食事レシピを再現したダイエット方法)でもあります。1本のEXOプロテインバーには、約40匹に相当するコオロギが含まれています。そのような豊富な栄養素に加え、EXOプロテインバーは、サステイナビリティー(持続可能性)の面でも優秀です。コオロギは食用牛を育てた場合に比べて100分の1の量の温室ガスしか排出しません。つまり、排出されるメタンガスの量がほとんどゼロだということです。また、繁殖のサイクルが早く、飼育のために必要な飼料、水、土地も最低限しか必要としません。国連は、コオロギを飼育する場合、牛の飼育と比べて20倍効率が良いと試算しています。(EXO FACT SHEET - Winter 2015 より)

EXOプロテインバーは、米国にて、現在3種類の味が販売されています。

アメリカ人のサンドイッチの定番「ピーナッツバター&ジェリー*」
(*この場合のジェリーとは、ストロベリー等のジャムを指します。)


フルーティーな「ブルーベリーバニラ」


そして香ばしいクリケットフラワーにぴったりで人気の「ココアナッツ」フレーバー。

  • 2015/10/2 EXO Website オープン

お問い合わせは:
ザイコア・インターナショナル・インク
TEL: 03-6457-8379(平日 9:00〜17:00)
Email: info @ ziecor.com // Web: www.ziecor.com