干支守り本尊とは |
| 十二の方位には、8体の守護仏がおり、その方位と同じ生まれ年の干支には、それぞれ守護仏・守り本尊がいるとされています。 |
梵字とは |
| 日本での梵字は仏教寺院で使われる「悉曇文字(しったんもじ)」のことで仏教と共に伝来しました。 経典が難解なため、文字自体が神聖な文字とされ、日本においては単なる文字ではなく、それ自体に霊的な力があるとされるようになり、種子字(しゅじじ)が生まれました。 本来の梵字はそもそもインドの古代ブラーフミー文字の漢訳名で仏教とは関係ないただの古代文字です。 今日使われている梵字はブラーフミー文字系列のグプタ文字から発展したシッダマートリカー文字の中の1変種が中国にわたり今日に伝えられたものです。 |
種子字とは |
| 密教で仏尊を象徴する一音節の呪文(真言)を種子といいます。これを梵字で表記したものが種子字です。 種子字はいくつかの文字を一文字に合成したり、点を加えたりして作られます。 護符や曼荼羅などに、仏尊の絵の変わりに使われたりします。 |
戌年 亥年 |
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キリーク 阿弥陀如来 |
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| 阿弥陀如来はインドの王族でしたが王位を捨て出家、法蔵と名乗り世自在王仏のもと修行をしました。 一切の人々を救い浄土に往生させたいと四十八の本願をたて、それが成就し西方極楽浄土を持つ仏となりました。 梵名はアミターバ「無限の光を持つもの」・アミターユスは「無限の寿命を持つもの」を意味します。 無明(迷い)の現世をあまねく照らす光の仏とされています。 阿弥陀三尊として祀られるときは、観音菩薩と勢至菩薩を脇侍とします。 装身具を着けない質素な服装で、釈迦如来と区別がつきにくいです。 しかし、手の形(印相)はいろいろありますが親指と人差し指または中指・薬指で輪をつくるので大体は区別がつきます。 印相には次のようなものがあります。 ▼施無畏与願印(せむいよがんいん) 右手を上げて掌を前に向け、左手は下げて掌を前に坐像であれば掌を上に向け膝にのせます。釈迦如来に多い印相ですが、薬師如来や阿弥陀如来でも使われていることがあり、この印相ではどれかは判断つきません。 ▼説法印(せっぽういん)・転法輪印(てんぽういん) 上・中・下品中生 両手を胸の高さまで上げ、親指と他の指の先を合わせて輪を作ります。 ▼定印(じょういん) 上・中・下品上生 鎌倉大仏のように両手を膝の上もしくは胸の高さまであげ親指と人差し指または中指・薬指で輪を作ります。坐像に多いです。 ▼来迎印(らいごういん) 上・中・下品下生 牛久大仏のように右手を上げ左手を下げ両手の掌を前に向け、親指と人差し指または中指・薬指で輪を作ります。立像坐像に多いです。 ▼九品印(くほんいん) 物質や人の性質を九つに分類し、阿弥陀如来が臨終の人を迎えに来る際にその人にふさわしい印を示します。説法印・定印・来迎印を組み合わせた形で江戸時代に日本で確立されたようです。 九品印は次のようになります。 ・上品上生 お腹の前で組み、親指と人差し指で輪を作ります。 ・上品中生 お腹の前で組み、親指と中指で輪を作ります。 ・上品下生 お腹の前で組み、親指と薬指で輪を作ります。 ・中品上生 胸の前に両手をあげ掌を見せ、親指と人差し指で輪を作ります。 ・中品中生 胸の前に両手をあげ掌を見せ、親指と中指で輪を作ります。 ・中品下生 胸の前に両手をあげ掌を見せ、親指と薬指で輪を作ります。 ・下品上生 右手を上げ左手を下に垂らし、親指と人差し指で輪を作ります。 ・下品中生 右手を上げ左手を下に垂らし、親指と中指で輪を作ります。 ・下品下生 右手を上げ左手を下に垂らし、親指と薬指で輪を作ります。 真言:オン・アミリタテイセイ・カラウン |
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酉年 |
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カーン 不動明王 |
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| 不動明王はインドから中国、日本へと伝わりましたが密教が流行った日本以外ではあまり見られないようです。 梵名のアチャラ・ナータは「動かない・守護者」を意味します。 密教の根本尊である大日如来の化身で不動尊、お不動さんなどと呼ばれています。 煩悩をかかえ、もっとも救いがたい衆生をも力ずくで救うために、忿怒(ふんぬ)の姿をしています。 明王には珍しく一つの頭に二つの手で剣と羂索(けんさく:鳥獣をつかまえる縄)を持つのが基本です。 剣は魔を退散させ煩悩を断ち切り、羂索は悪を縛り煩悩から抜け出せない人々を救い上げるために持ちます。 背中の炎は迦楼羅焔(かるらえん)と呼ばれ、インド神話の神鳥「ガルダ」の吐く炎です。 真言 大咒:ノウマク・サラバタタギャテイビャク・サラバボッケイビャク・サラバタタラタ・センダマカロシャダ・ケンギャキギャキ・サラバビギナン・ウンタラタ・カンマン 中咒:ノウマク・サンマンダ・バサラダン・センダンマカロシャダヤ・ソハタヤ・ウンタラタ・カンマン 小咒:ノウマク・サンマンダ・バザラダン・カン |
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午年 |
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サク 勢至菩薩 |
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| 梵名のマハースターマプラープタは「偉大な威力を獲得した者」を意味し、大勢至菩薩、得大勢至菩薩とも言われています。 智慧の光明で一切を照らし、地獄道や餓鬼道へ落ちないように人々を救ってくれます。 冠に水瓶をつけており、合掌している姿が基本です。 観音菩薩とともに阿弥陀如来の脇侍として祀られる(阿弥陀三尊)事がほとんどで、単独祀られることはあまりありません。 真言:オン・サン・ザン・ザンサク・ソワカ |
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辰年 |
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アン 普賢菩薩 |
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| 梵名のサマンタ・バドラは「普く(あまねく:全てにわたっての意)・賢い者」を意味します。 普賢菩薩は6本の牙をもつ白い象に乗っているのが特徴で、普賢菩薩が釈迦如来の元に訪れた時を表しています。 文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られる(釈迦三尊)他、単独でも信仰されています。 真言:オン・サンマヤ・サトバン |
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卯年 |
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マン 文殊菩薩 |
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| 釈迦が伝道を行ったコーサラ国の首都舎衛国のバラモンの家に生まれた実在の人物とされています。 梵名はマンジュシュリー。文珠菩薩とも書き、智慧(ちえ:対応・判断力)を司る菩薩とされています。 文殊菩薩は獅子の背に乗って、右手に剣、左手に経典を持っているのが特徴です。 普賢菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られる(釈迦三尊)他、単独でも信仰されています。 ちなみに、中国の満州は文殊を言い換え満州に改称したともされています。 真言:オン・アラハシャ・ノウ |
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丑年 寅年 |
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タラーク 虚空蔵菩薩 |
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| 梵名のアーカーシャ・ガルバは「虚空のような無量の功徳を蔵する」を意味します。記憶を司る菩薩とされ合格祈願の菩薩として近年人気があります。 虚空蔵菩薩は右手に宝珠、右手に剣を持つかまたは掌を見せてさげる与願印(よがんいん)の印相が特徴です。 文殊菩薩とともに釈迦如来の脇侍として祀られる(釈迦三尊)他、単独でも信仰されています。 真言:オン・バサラ・アラタンノウ・ソワカ |
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子年 |
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キリーク 千手観音菩薩 |
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| 正しくは千手千眼観世音菩薩と言い、千本の手の掌に1つの眼をもつとされています。 他にも様々な呼び方があり、十一面千手観音・千臂千眼観世音・千臂観音・千光観音・千眼千首千舌千足千臂観自在などあります。 梵名のサハスラブジャ・アーリヤ・アヴァローキテーシュヴァラは「千の手・聖なる・遍く見る者」を意味します。 全ての生き物と人々を救うことを象徴する菩薩です。 観音の慈悲の力を強調しており、ヒンドゥー教のドゥルガー、ヴィシュヌ、インドラ、シヴァの影響があったようです。 千手観音菩薩の特徴というべき千本の手ですが、表すのが難しいため42本で表現しているのが一般的です。 胸の前で合唱する2本を除いた40本のそれぞれが25の世界を救う(40×25=1000)とされています。 25の世界とは「三界二十五有」という天上界から地獄まで別けられた世界です。 奈良 唐招提寺 金堂像、大阪 葛井寺 本尊像、京都 寿宝寺 本尊像には千本の手を表現した千手観音菩薩があります。 真言:オン・バサラ・ダルマ・キリク |
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