心のよりどころとしてのお仏壇
お仏壇とは何か お仏壇とは亡くなった家族やご先祖を祀るためのもの、という考え方が一般的ですが、 お仏壇は家族にご不幸があって初めて必要になるものではありません。 お仏壇の中心に安置されているのはご本尊です。仏壇の文字通り、仏様すなわち如来様をお祀りする壇なのです。如来様は悩み、迷いがちな私たちを受け止め、やすらぎを与えてくれる信仰の対象であり、心のよりどころです。ですから、ご本尊をお祀りするお仏壇は家庭には必ず必要なものなのです。 (位牌などを中心に置き、故人やご先祖様をお祀りし供養する、ご本尊を置かない場合もお仏壇と呼ばれております。) お仏壇の種類 お仏壇にはさまざまな種類があり、各宗派ごとにその型式や祀り方も違います。 お仏壇には大別すると3種ございます。 ・金仏壇−漆塗り、金箔・金粉仕上げのお仏壇 ・唐木仏壇−黒檀・紫檀のような銘木の質感を生かした木地仏壇 ・家具調(モダン)仏壇−洋室にもマッチする新型仏壇 金仏壇は主に浄土真宗本願寺派・真宗大谷派が独自の形式を重んじていますが、他の浄土系及び他宗でも地域による慣習から用いられています。 近年では、洋室に置きたいなど住宅事情にあわせてこだわらない方もおられます。 また安置する場所に合わせた分類として下記がございます。 ・上置式−ローボード等の上に安置する小型仏壇・上置型仏壇です。 ・仏間式−地袋付仏間など地袋床や低い別台の上に安置する形式。 地袋型(別台)・低台型ともいわれ、高さは1m〜1m35cm程です。 ・直置式−畳や床に直接安置できるお仏壇です。重ね型。高台型ともいわれます。 ※詳しくはお仏壇の選び方をご参照下さい。 お仏壇の購入時期 ご家族に不幸があり新しくお仏壇を求められる場合は、故人の霊がゆっくり休める場所をご用意するため、四十九日忌明までに整えられるのが最適です。 しかし本来、お仏壇を買う時期に決まりはありません。家を新築したときや人生の節目など、仏事に関係のない折に購入する場合もあります。故人の命日やお盆・お彼岸に購入するのがよいという考え方もあります。 なお、一部では何もないときにお仏壇を買うと新仏が出るといわれておりますが、これは迷信です。お仏壇はご本尊を納める尊いものですので、悪いことが起こるはずがありません。また、お仏壇を買わなければ人は死なない事になってしまいます。新仏が出ると仏壇を購入することが多いため、それが転じたものと考えられます。 お仏壇の安置場所 お仏壇の向きについては、主に3つの説があります。 ・本山中心説−お仏壇に向かい、その延長線上に宗派の本山があるようにする考え ・南向北座説−中国で王様が南を向いて座す事より、尊いとされる北座に置く考え ・東向西座説−お仏壇を通して西方浄土を拝めるように、部屋の西側に置く考え このほかにも諸説ございますが、安らかで穏やかな場所が良いといえます。 昔は仏間が一般的でしたが、現在の住宅事情を考えますと部屋の一隅、または家具の上に安置する事もあるでしょう。 安置する場所の目安としては直射日光のあたらないところ・風通しのよいところ・エアコン等の風が直接あたらないところなどがあげられます。 置き場所に相応したお仏壇を選ぶということも重要です。 ※寸法表記やお仏間についてはお仏壇の選び方をご参照下さい。 開眼法要 お仏壇を購入したら「入仏法要」「開眼法要」を行います。 ご本尊を安置する場所が用意できたというよろこびとその徳を讃える法要といえます。 古いお仏壇から新しいお仏壇にご本尊を移動する場合は「還座座(還仏)法要」といい、入仏と同様の法要を行います。 |
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