赤い2両連結バスがボゴタ市内を今や縦横に走るトランスミレニアムです。
私は毎朝、このトランスミレニアムに1時間乗って
ムセオ・デ・オロ(黄金博物館前)駅で下車します。
ここがエメラルドマーケットで有名な、
ヒメネス道りとセプティマ街の交差点です。
コロンビア国旗が立っているいるのが中央銀行です。




クンディナマルカ州の県庁舎の真前に我々の事務所があります。
事務所の建物の前を、トランスミレニアムがひっきりなしに通っています。
朝の通勤バス、トランスミレニアムの乗客達。
ラッシュアワーは混雑しますが、座っている人は立っている人の荷物を膝の上に持ってあげたり、お年寄りや妊婦に席を譲ったりしている光景を目にしました。
赤色の座席は一般の人用、青色は老人や体の不自由な人用に空けてあるのが目にとまりまます。
狸寝入りをしている人は見かけませんでした。
クンディナマルカ州の県庁舎に隣接している、
とんがり帽子の時計台と鐘楼が、
400年も前に建てられたサンフランシスコ教会です。


原石を太陽にかざしてインクルージョンを見ている業者。
値段交渉している業者、はたまた今日の商談の打ち合わせをしている業者。


弊社現地社員のフロールも商談に加わります。
靴磨きをしてもらっていると、エメラルド業者が私にもタトー紙を広げて石を見せに来ます。
路上で商談する習慣は私達日本人にはないので、興味のある石があれば事務所まで来てもらって商談します。



マービンは弊社の専属研磨業者。
パートナの女性もこの道15年の超ベテランです。









ヒューストンで飛行機を乗り継いで20時間、コロンビアの首都ボゴタに着いたのは夜10時過ぎだった。
夜遅くだというのに現地社員のフロールがタクシー運転手のご主人とエルドラド・インターナショナル飛行場まで迎えに来てくれた。
にこやかな表情に再会してほっとする。
38年間で160回以上コロンビアへエメラルドの買付に訪れていますが、新型インフルエンザの影響でこの1年間出張を控えていたのです。
飛行場から私のマンションまで40分ほど。タクシーの窓から見るボゴタの街並は見違えるほど綺麗に成っていました。
ウリベ大統領の8年間の積極経済政策が功を奏したのでしょうか!
10年前から始まったボゴタ市内を縦横に走る高速バス計画は、ボゴタの街を一変させたようです。
高速バスはトランスミレニアムといって高速で走る2両連結の赤色バスです。ボゴタ市内の主要道路の中央に設置された専用レーンを走ります。
38年前に私が最初に降り立った時、コロンビアの首都ボゴタは人口200万人にも満たない都市でした。それが今や1000万人にもなろうとしている大都市です。
周辺のスバ市やチヤ市を飲み込みながら、どんどん拡大しています。
現在、地下鉄計画もささやかれています。
ボゴタは、それまで長年変化のない時を見てきた様な気がしますが、
ここ10年間はその成長が形となってはっきり見てとれます。
ボゴタは益々緑が多くなってきました。
綺麗なマンションやビルが北の地域にどんどん広がっています。
現在も建設ラッシュです。
2期目に入ったウリベ大統領によってこんなにも変化するとは驚きです。
しかしながら、経済成長と共に多くの中間層を広げながら益々富裕層と貧困層の格差を生み出しているようです。
エメラルド取引は今も昔も変わらず路上取引が行われています。
ボゴタのダウンタウンのヒメネス通りとセプティマ街が交差する付近でのエメラルド路上取引は世界でも珍しい光景です。
私の事務所はこの交差点のヒメネス通り沿いの7階にあり、窓からエメラルド業者が路上で商談している様子を写真に撮りましたのでご覧ください。
一昨年のリーマンショック以来、為替の流れが大きくかわりました。
コロンビアの通貨ペソがドルに対して毎年30%以上・35年間も下がっていたのですが、リーマンショックを境にペソが値上り始めたのです。
私達日本人のバイヤーにとってペソの流れが変る事はとても重大なことです。
なぜならば、ペソ高によって日本に輸入する商品の値段が高くなるからです。
2年ほど前には、1ドルが3000ぺソ近くでしたが、なんと今や1ドルが1885ペソ(2010年3月10日現在)、40%近くペソがドルに対して値上がりした事になります。
円もドルに対して30%近く値上がりしていますので、その分安く入りますが、ペソの値上がりの方が10%ほど大きいです。
コロンビアにおいても、為替の流れで世界の変化を感じた大きな出来事でした。
現地社員のフロールの夫が運転するタクシーは韓国製の小型車ヒュンダイです。
ガソリン価格が3分の1程度のコロンビアでさえ、アメリカ製の大型車は殆ど見られなくなっています。
米国のGM、クライスラーやフォードは大型車を作り続けましたが、親米政策のコロンビアにおいても市場を韓国や日本の車に明け渡しているのです。
私の長年付き合ってきたエメラルド業者達はどうでしょうか?
コロンビアのエメラルドマーケットは世界中からバイヤーが来ますので、コロンビアのエメラルド業者達は日本人のバイヤーのみを相手にしている訳ではありません。
アメリカのユダヤ人、イタリヤ人、フランス人、インド人、韓国人など世界中のバイヤーがボゴタのヒメネス道りにエメラルドを買いにやってきます。
日本が高度経済成長をしていた頃、日本人バイヤー達はコロンビアのエメラルドマーケットを席巻していました。今はその影すら無くなってしまいました。
それでも私が来ている事を知ると、親しいエメラルド業者達が大勢私の事務所に訪ねてきてくれます。
彼らは口を揃えて「以前の様にコロンビアへエメラルドを買いに来て下さい」と言います。
今回は、コロンビアで製作した十字架や六角柱の原石ペンダントを沢山仕入れて来ました。
世界的なゴールドの値上がりがありますが、日本と比べて加工賃が割安なのでとてもお値打ちです。日本で製作すれば倍以上する商品です。
特に中石のエメラルドにこだわりました。
ハイクオリティーなので、お客様には満足して戴けると確信しております。
その他、ハート、マーキス、トラピッチ、キャッアイ等、お値打ちな商品の買い付けができました。
そうそう、0.5キャラット〜20キャラットのお値打ちな原石も沢山買い付けました。
チリの地震と津波のニュースをコロンビア滞在中にテレビで知りました。
同じ南米の出来事なので先に起きたハイチの地震と共に、身近に感じたニュースでした。
3週間のコロンビア出張中、自分で作ったカレーライスを毎日のように食べていました。
自分で作る12皿分のカレーライスはフロールの家族にもお裾分けしましたが、
まだまだたくさんあったので毎日自分が食べていたのです。
そのせいか帰国時の飛行機の中でじんましんが出てしまいました。

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