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アクリルについて

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アクリルは透明度が高く、見た目はガラスとあまり変わりませんが、非晶質の合成樹脂から生まれています。DIYでおなじみの木材などとは取扱い、カット、接着方法などが異なります。アクリルに合った場所や使用法を知り、ご自身でのDIYにお役立て下さい。

アクリル板の性質について
傷 1. 傷について

アクリルは傷がつきやすいため、注意する必要があります。表面を保護するために紙や、マスキングシートが貼られていますので、加工作業はできるだけ保護紙を貼ったまま行い、最後に剥がすと、キズやホコリの防止になります。
細かい傷であればアクリル用の研磨剤で落とすことができます。
お手入れ2. お手入れについて

乾いた布で強くこするとキズの原因になります。 表面の汚れには柔らかい布を、水か静電気防止剤に浸し、硬く絞ってから拭きます。 ひどい汚れには、水に台所用中性洗剤を薄めたものを使います。(水に対し洗剤約5%)
※シンナー、アルコール等揮発性の溶剤を使用するとヒビが入る場合があります。
温度 3. 温度に対する注意

アクリルは50℃以下の一定条件下での保管や加工しましょう。温度変化で伸縮が起こります(長さ1mに付き10℃変化で約0.7〜2mm伸縮)※高温により変形しますが、使用温度は−40度から+65度です。日常の天候変動での使用には問題ありません。
着火温度は400度で、燃焼性は木材とほぼ同じぐらいです。
カット 4. カット面について

アクリル板のカット加工をご用命頂いた場合のカット面は、仕上げ加工(カンナ加工、ミガキ加工)の有無に関係なく、カット面(小口)の角はシャープな直角ですので、触れる際は、ケガなどに充分お気を付けください。
なお、糸面取りをされることをお勧め致します。アクリルの角45度に刃を当てて端から端まで一気にすべらせると角が取れます。


■ 衝撃強度:ガラスに対し、10〜16倍 (割れにくく、万が一破損しても破片が大きく飛び散りません)

■ 耐候性:10〜20年程度 (太陽光や風雨にも耐え、優れた耐候性を発揮します)

■ 硬度:アルミニウムと同程度 (硬度が高いので傷がつきにくく、耐久性が長い)



アクリル板は、こんな製品のDIYにお使いいただけます


家具、インテリア
・インテリア棚
・液晶テレビカバー
・テーブルマット
・水はね対策

家具そのもの以外にも、マットやカバーなど、傷防止や傷みを防ぐためにも用いられています。


ディスプレイ用品
・コレクションケース
・フィギュアケース
・展示用ケース


大切なコレクションやブーケ、展示品、ひな人形などを環境から守り、美しいまま保存してくれます。


額、フォトフレーム
・絵画の額
・オリジナル写真立て
・掲示物カバー

視認性に優れているので絵画や写真などの掲示物にピッタリです。紫外線を防ぐUVカット板や、反射や映り込みを抑える種類の板もあります。


看板・表札
・店舗看板
・住宅の表札
・案内板

天候や紫外線に左右されず、耐用年数も10〜20年であるアクリル板は屋外での使用にも適しています。 色板もバリエーション豊富なので、それぞれ店舗や住宅の個性合わせた看板のDIYに最適な材料です。


アクリルミラー
・自宅用姿見
・スポーツジム用ミラー
・ダンススクール用ミラー

家の壁やクローゼットドアの内側に貼って姿見に出来ます。 ガラス鏡より安全。軽くて割れにくいアクリル鏡は、小さな子どものいる幼稚園や、医療施設、フォームの確認が必要とされるスポーツジムなどでも利用されています。


屋根
・車庫の屋根
・ベランダの屋根
・ひさし

天候や紫外線に左右されず、耐用年数も10〜20年であるアクリル板は屋外での使用にも適しています。


窓・建具材料
・外窓
・屋内窓(和室の欄間、障子部分など)
・建具、オフィスの仕切り

天候や紫外線に左右されず、耐用年数も10〜20年であるアクリル板は窓・建具としの使用にも適しています。 色板もバリエーション豊富なので、それぞれ店舗や住宅の個性合わせたDIYが可能な材料です。

「あ!こんなところにもアクリル製品」
病院やオフィスなど、施設の案内板に

アクリルの特徴であるガラスを凌ぐ透明度、見た目にも美しく高級感があり、割れにくくガラスのように破片が飛び散る心配のない安全性から、人が集まる場所にも多く利用されています。
自動販売機のカバーに

アクリルは耐候性にも優れています。紫外線や風雨などの悪天候にも強く、10〜20年耐えると言われています。屋外の看板やディスプレイにも利用されています。


■ 他にも、暮らしの身近なこんなところにもアクリルが使われています。

テーブルマット
テーブルマット
パーテーション
パーテーション
電飾カバー
電飾カバー
看板
看板
水族館
水族館
アクリル板の特徴

■アクリル板の板厚比較

アクリル板厚比較

アクリル板は、厚くなるほど反りにくく、割れにくくなります。(撮影には透明アクリル板カンナ加工したものを使用しています)

板の厚さから探す: こちら→


■アクリル板の透過比較実験

アクリル透過度比較

透明 (透過率93%)光の透過率・透明度が非常に高く、背景にあるものは全てよく見えました。
透明マット (透過率92%)やや霞んで見えますが、背景にある物の色や形はほぼ見えました。
透明ワーロン (透過率69.4%)背景にある物の色がやや透ける程度で、物の形は見えませんでした。
乳白色ワーロン (透過率53.8%)背景は色も物の形も見えませんでした。内部にライトなど光源がなければ見えないようです。

※撮影状況やご使用の環境により、異なる場合がございます。参考としてお考えください。(撮影には板厚2mmを使用しています)


押出し板・キャスト板の違い
押出し板 押出し板
  • アクリル樹脂をローラーから押し出して作る製法で、分子量が荒い板
  • 板厚が一定で、板のまま使用するのに最適
  • キャスト板よりも低コスト
  • 熱曲げ加工、溶剤接着加工、ケースや模型材料、一般雑貨の材料
押出し板 キャスト板
  • ガラス枠に原料を流し込んで固める製法で、様々な色板、大判、厚板があるのが特徴
  • 分子量が細かいため、硬度が高くクラックが入りにくく、溶剤に溶けにくい
  • 熱をかけた成形加工や屋外での使用に向いている
  • 押出材より高価
  • レーザー加工、彫刻、機械加工、大きな水槽、屋外看板、炉曲げ加工

アクリルと似ている素材の種類と特徴

種類 見分け方 製品の一例 性質 取扱い上の注意
アクリル スチロールによく似ているが、よりガラスの感じの強いのが特徴。表面のツヤが良く、高級品によく使われる。 装飾品、照明器具、コンタクトレンズ、扇風機の羽根、エスカレーターの腰板、入れ歯、光天井

使用例:水槽(魚)
プラスチックのなかでは一番透明でガラスの変わりに使用。色つきも透明。強く、耐薬品性もかなり大きい。耐熱60-90℃ 火に近づけない。傷つきやすいため注意。
ポリカーボネート スチロールに似ているが、堅くて透明性が良い。ビンなどはポリエチレンよりも透明で、腰が強くこわばった感じであり、無色が多い。 容器類、哺乳瓶、機械部分、歯車、釘など
使用例:耐衝撃用カバー
熱(耐熱温度135℃)に強く、耐薬品性、耐水性が良く、低い温度でも強度が落ちない。 熱湯には強いが、火気には注意すること。
塩化ビニール 硬質はパイプや雨といに使われ、固い手触り。家庭用品には少ない。レザー、フィルムの軟質のものはややベタついた感じが特徴。 「硬質」パイプ、継手、雨とい、タイル(半硬質)、波板、ベンチ材、板、「軟質」フロシキ、フィルム、レザー、クツ
使用例:耐薬品関係の水槽
耐薬品性、電気絶縁性が良く、強いのが特徴。可塑剤(かそざい)を加えるとやわらかくなる。熱湯で変化。冬期、寒冷地では衝撃に弱い。 熱可塑剤なので、火に近づけないこと。タイルはタバコの火に注意。磨き砂も禁物。

アクリル

アクリルをカットしてみよう

 

■アクリル板をカットするには…

アクリルは硬質なプラスチック素材です。
一般的なカッターやはさみ等で加工することは難しく、専用の工具が必要になります。


■ノコギリを使う

木材等と同じように、手ノコを使って切り出す方法。曲線に加工したい場合は糸ノコを使用します。
現在はホームセンターでもプラスチック用を謳っている商品が数多く販売されています。
また、仕上がりを特に気にしないのであれば、木材用や金属用でも切ることは自体可能です。
※木材と同様に、綺麗に加工するためにはある程度の慣れとコツが必要です。
電動工具をお持ちの場合は作業が捗りますが、熱による溶けには注意が必要です。


■アクリルカッターを使う

いわゆるアクリルカッターを使う方法です。
アクリルカッターは一般的なカッターのような切るための道具ではなく、ミゾを入れるための道具です。
ミゾを入れ、それを基準にアクリル板を「割る」事で必要な寸法に加工します。
(イメージとしてはガラスを手でカットする場合と同じです。)
(模型の制作等では、モールド彫用途の道具として使用されている方もいます。)

基本的には薄い板(〜5mm)を加工する方法ですので、厚い板は加工できません。
また、細か過ぎる物を加工したい場合にも適しておりません。



※もし既にご使用の寸法がお決まりの場合は、 「カット加工」のご検討をお勧めいたします。



アクリルを接着してみよう

 

■アクリルの接着方法

アクリルは木材などと違い、接着剤で接着する方法ではありません。
専用の薬剤でアクリルの素材をを溶かし、固めることで接着します。
アクリルが溶けるのと同時に接着するので、くっつける板同士の接着部分に、少しだけ隙間を作りながら接着剤を流し込みます。隙間を作るコツは少しだけ板を斜めにすることです。

強度は劣りますが、両面テープでの接着も可能です。
小口のサイズにテープをカットして接着します。

■注意点

アクリル用接着剤は、ボンドなどとは違い、水のようにサラサラした液体です。
液が流れるのを防止したり、固定するための治具を使うと、より美しい仕上がりになります。
アクリルは、木材などを接着するときよりもスピードと正確さが必要な素材です。

■道具について

アクリル用接着剤は、水のような液体なので、接着するときは注射針のような細い穴から少量ずつ液体を流す必要があります。

アクリル専用の接着道具は こちらから


アクリル板

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